気象庁のデータを見ました。2022年10月の八丈島の降水量は676.0 mm。
今年一番の降水量でした。ヘゴの森も浸水するわけです。
八丈島の道路を見ても、法面が崩れかけている場所もあり、豪雨の跡が見られます。
この体験から、八丈島のフィールドでは、何ごとも軽く見てはいけないと再確認しました。
さて、比較的いい天気が続いたことと排水作業がうまく行ったことで、ヘゴの森の散策路も浸水が収まり、今日のツアーに間に合いました。
今日は、「2022年11月1日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
若い二人のお客様
どちらからいらっしゃいました?
千葉からです
お二人は見るからにめちゃくちゃ若いです。
大学生ですか?
はい、大学1年生です
ちょうど、文化祭終了後のお休みがあり、これを利用して八丈島に来ました
今、二人で新しい部活動を始めようと思っているのですが、その行動の積み重ねも兼ねているんです
短期の休みなのに、行動派のお二人です。
旅行業に関係する部活を作るため、彼らの活動を説明できるような実績を作っているそうです。
最近の若者は、部活に入らない人が多いと聞いていましたが、自ら部活を作る人がいるのだと感心しました。
何もないところに一歩を踏み出すのですから、
立派だなぁ・・・
と感心しながらお話を伺いました。
ヘゴの森コースの様子
昨日までは、スキューバダイビングをしていたんですよ
せっかくですので、陸のヘゴの森も見にきました
お客様とお話をしながら、散策路を進みます。
分かりづらいですが、このヤシの木のような形の木の一番上にゼンマイのようなものが付いていますね
これはシダ植物の特徴です
これは、ヤシの木ではなく、ヘゴという木生シダです
ヘゴの茎は気根に覆われており、ヘゴが傾きますと、重力で気根は下に引っ張られます
ヘェ〜
この素手で触れる気根は成熟したヘゴのみで見られ、若いヘゴは鋭い棘で覆われています
私たちは、さらにヘゴの森のジャングルを進みます。
ヘゴの森コースでは、ヘゴともう一種類のヒカゲヘゴが見られます。ヒカゲヘゴは、樹上が金色ですので、すぐに判別出来ます。
今日は、あいにくの曇り空です
でも、これ、八丈島では天気が良い方なんですよ
そうなんですか!?
年間3,000 mm(2022年は10月までで2,982 mm。)の雨が降りますので、通常は、雨ばかりです
へ〜ぇ
その代わり、曇り空ですので、ヘゴの葉身の色はとても鮮やかですよ
本当にきれいですね
お客様は、ヘゴの森を見下ろす高台から写真を撮っていました。
今日の3便で帰りますので、それまで、八丈島を色々と回ろうと思います
青空とまではいきませんが、他にも見どころはたくさんありますので、ぜひ、楽しんで下さいね
はい
今日は、ヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました