2024年、ブログに掲載した東京都八丈島のお気に入りの身近な植物の写真10枚

植物

待ちに待った東海汽船の定期便が着港しました。各お店とも品物が補充されて活気づいていましたね。

本当に良かったですね

離島である八丈島の海運は海上の条件で左右されます。天気予報はこまめに注意しないといけませんね。

私の場合は、天気予報に加え、Windyのwebsiteもチェックしています。

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また、Windyの回し者ではありませんが、携帯のアプリもあります。


さて、今回も2024年の写真をまとめです


今日は、「2024年、ブログに掲載した東京都八丈島のお気に入りの身近な植物の写真10枚」と題してのお話です。


私は元々植物には興味がなく、八丈島に来てから徐々に惹かれました。

そのため、小さい頃から植物に興味を持ち続けてきた人の写真と比較して、どうしても魅力を伝えるのが弱いです。

また、今回は、私としては甲乙つけがたく、ランクは付けませんでした。

あるグループの植物の写真については撮影はしていますが、ブログには載せないことにしています。理由はお察しください。


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ハチジョウテンナンショウ

八丈島に来て最初の年、ヘビのような頭のこの植物を見たときは、正直気持ち悪く思いました。

このハチジョウテンナンショウ、人為的に植えたのかと思うくらいの群生を形成します。

慣れてきますと、八丈島の季節の変化を連想させる植物となります。八丈島は雨がよく降りますが、雨に濡れたハチジョウテンナンショウも絵になりますね。

ハチジョウテンナンショウArisaema hatizyoense Nakai.
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ハチジョウキブシ

新宿御苑でも見られるハチジョウキブシ。春に数珠上の花をつけます。

八丈島の春はときおり霧が発生します。濃霧の中のハチジョウキブシは、林道での散策の楽しみの一つでもありますね。

ハチジョウキブシStachyurus praecox Siebold et Zucc. var. matsuzakii (Nakai) Makino ex H. Hara
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

ムチゴケ

年間3,000 mmの降水量の八丈島です。当然、水が大好きなコケも繁茂します。

八丈島を歩きますと、様々な種類のコケと出会えます。歩いていてルーペが欲しくなりますね。

2024年はコケも勉強したくなり、図鑑も購入しました。

写真のコケはムチゴケといいます

ムチゴケBazzania pompeana
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

シロダモ

パッと見、ヤブニッケイに見えます。春になりますと出てくるウサギの耳のような葉の新芽が花のように見えます。

山歩きをする人にはとても人気ですね

葉の新芽の触り心地はもふもふです。初めて触る人にも強い印象を与え、毎回感嘆の声を聞くことができる樹木です。

シロダモNeolitsea sericea
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

ナチシダ

春はシダ植物の新芽ラッシュです。いたるところでクルクルが出てきます。

多くのシダ植物は1つのクルクルですが、ナチシダは手をパーのような形の葉をつけますので、初めはじゃんけんのグーの形をしています。

気温が暖かくなるにつれて、グーは開いていきます。

ナチシダPteris wallichianaの新芽
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウイチゴ

春の八丈島では、野生のイチゴが3種見られます。ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴです。

その中で、ハチジョウイチゴは上下反対に花を咲かせますので、すぐに見分けがつきます。

受粉のあとは実を発達させ、3種とも美味しいイチゴになります。

ハチジョウイチゴRubus ribisoideus
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

ホウチャクソウ

八丈島では、ホウチャクソウは限られたエリアでしか見られません。私はシーズンになりますと、定期的にその場所に行き、葉の成長、蕾の成長、そして、開花まで観察しています。

そこまでしませんと、植物はすぐに「来年」になってしまいます。

ホウチャクソウとの出会いと観察は、私に植物に対してどのようにアプローチしたらいいかを教えてもらいました。

毎年、ホウチャクソウで植物観察の大切さを再確認しています。

ホウチャクソウDisporum sessile
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

アオノクマタケラン

ガイド中、お客様が一番質問を受けるのがアオノクマタケラン。

身近にあるだけでなく、12月は緑、黄緑、黄色、赤とクリスマスツリーのような実をつけ、5-6月は白いランのような花をびっしりつけ、散策路の左右を飾ります。

八丈島では、一番目立つ野草ですね

花を多くつける植物は、写真を撮るときは、ベストの時期をピンポイントで狙わなければなりません。

アオノクマタケランの撮影は簡単そうでいて、一番撮影に苦労しました

アオノクマタケランAlpinia intermedia
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

イズノシマダイモンジソウ

12月に八丈島に来島しましたら、八丈富士の鉢巻道路へ行ってみてください。イズノシマダイモンジソウの白い花で法面がびっしりとなっています。

イズノシマダイモンジソウの花は、同時に花を咲かせているように見えますが、実は順番に咲いています。

雄しべのピンクの花粉に着目してみますと、花を咲かせた順番が分かります。

たくさんあるイズノシマダイモンジソウの中から、この群生を探し出すのが大変でした。1枚の写真に花の時間も記録できたことに満足した一枚です。

イズノシマダイモンジソウSaxifraga fortunei Hook. f. var. jotanii (Honda) Wakab.
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウアザミ

道路、林道、散策路などの両脇に咲くピンク色の花がハチジョウアザミです。秋-初冬に咲きますので、この時期に残った昆虫にとっては貴重な食料となっています。

花を咲かせますと、あっという間に様々な種類の昆虫を見かけることができます。ただ、この植物の葉には鋭いトゲがあり、迂闊に近づきますと、グサッと刺さります。

美しくても気の抜けない植物です

ハチジョウアザミCirsium hachijoense
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

今日は、「2024年、ブログに掲載した東京都八丈島のお気に入りの身近な植物の写真10枚」と題してのお話でした。

いかがでしたでしょうか?

私のブログには今回紹介した意外の植物もたくさん掲載しました。

八丈島は、雨が多く、次いで曇りの日が多く、風が強い気候です。身近な植物を通して、八丈島の世界が見えたら幸いです。


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