季節は春から夏へ。体温が40˚Cの野鳥はどうしているのか?

動物

鳥の体温は一般に40~42度の範囲にあり、多くの哺乳類より数度高い。鳥の体温が高いのは、これによって新陳代謝を促進させて、空を飛ぶという激しい運動に伴う大きなエネルギーを得るためである。

http://racebato.a.la9.jp/kiji/taion.htm

上記のように、鳥の体温は40˚Cくらいといわれています。人は37˚Cですから、いつも風邪のような状態です。大変です。

日本は春夏秋冬の季節があります。夏に向けて気温が上がっていっています。野鳥は大丈夫なのでしょうか?


今日は、「季節は春から夏へ。体温が40˚Cの野鳥はどうしているのか?」と題してのお話です。


野鳥は空を飛ぶために羽で全身が覆われています。これは、何かに当たったときは防護服として、冬は天然のダウンコートとなります。野鳥が生きていく上でとても重要な役割をしています。

先ほど鳥の体温は40˚Cくらいといいました。

気温が暖かくなる春から夏にかけてはどうでしょうか?暑いからといって、すべての羽毛を抜くわけにもいきません。ですので、気温が高くなると、ダウンコートをきて夏の我慢大会を地で行くような状態となるわけです。

実際、彼らはどう過ごしているのかというと・・・。

コチドリCharadrius dubius
EOS 30D+EF400mm F5.6L USM

コチドリの若鳥は、太陽で熱せられた岩の上で、口を開けてハアハアしていました。

ムナグロPluvialis fulva
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ムナグロは、草の上に直接腹を地面につけ、口を開けて、出来るだけ体が暑くならないようにしていました。

ホオジロEmberiza cioides 富山県富山市で撮影
EOS 6D+EF400mm F5.6L USM

ホオジロは、木陰に避難していました。お気づきになりましたでしょうか?両方の羽を少し開け、風通しを良くしています。上の種と同様に口も開けています。

残念ながら、暑さに対する効果的な回避手段は、彼らにはありません。

もしかして、私が知らないだけで、八丈島には野鳥にとっての秘密の避暑地があるのでしょうか?最近は、外に出にくいので、地図ばかり見ています。

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