2022年5月末、東京都八丈島で身近に見られる植物について

植物

フィールドは、いつもチェックしているつもりでしたが、今日は、イイジマムシクイとタネコマドリの若鳥と出会いました。

イイジマムシクイは例年3月末に来島しますし、タネコマドリは4月中旬に巣立ちます。当然といえば、当然なのですが、それでも、ちゃんと見ていなかった自分にがっかりしました。

2022年の春は一度だけ。二度と来ません。

今年の春は、自身にもどこか甘えがありました

来年は、このようなことが無いようにしなくてはいけませんね

さて、野鳥の成育が猛スピードで進むように、八丈島の植物の生育も進みます。


今日は、「2022年5月末、東京都八丈島で身近に見られる植物について」と題してのお話です。


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ニオイウツギ

ウツギといいますと、今咲いている白い花ですね。

その他にも八丈島には白い花をつける低木が生息しています。

ニオイウツギです

ニオイウツギは、昨年も見ましたが、いつ花が咲くのかは調べていませんでした。八丈富士へ見に行ったところ、蕾と新しい花が見られました。

ニオイウツギの開花は、ちょうど今ごろなのですね

ニオイウツギWeigela coraeensis var. fragrans
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

オオアリドオシ

今年も、いいタイミングで、オオアリドオシの花を見ることが出来ました。小さな白い花です。

オオアリドオシは多くの花をつけません。それにしたがって、実も少ないです。

オオアリドオシは、一両、十両、百両、千両、万両の中の一両にあたります。赤い小さな実をつけます。

オオアリドオシDamnacanthus indicus var. major
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

カジイチゴ

以前、ハチジョウクサイチゴの花や実を紹介しましたね。

今回は、別種のカジイチゴです

カジイチゴの花は、他のいちごと同じ様な実をつけます。ハチジョウクサイチゴは赤い実をつけるのに反し、カジイチゴはオレンジ色の実をつけます。

今は、食べごろの実が多く、野鳥も狙っています。

カジイチゴRubus trifidus
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

ドクダミ

薬草として有名なドクダミですが、八丈島では今が花の時期です。

通常の野草ですと、その場所の気温に依存して開花しますね。例えば、シチトウスミレは温かいふもとから開花して、等高線に沿って花が咲くエリアが登っていきます。

ところが、ドクダミは、

いっせいのせ

と、山沿いでも、海沿いでも、八丈島のいたるところで、ほぼ同時に花を咲かせます。

本当に不思議ですよね

ドクダミHouttuynia cordata
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

まもなく6月。八丈島は霧に包まれます。

今度は、霧が大好きな花が咲きます。野鳥の営巣も、いくつかマークしていますので、できれば観察したいですね。

2022年の春は過ぎてしまいましたが、春から夏にかけての季節を見逃さないようにしたいと思います。

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