春の八丈島は、曇りの日が多く、雨もよく降りますね。山側へ行きますと、霧もよく発生します。

こんな天気ですと、出かける場所がないように見えます。しかし、八丈島の良いところは、小さい面積に色々な環境がギュッと詰まっているところ。
少し移動するだけで、けっこう見られます。
今日は、「2026年春、曇り・雨の東京都八丈島の身近な場所で見られる植物・菌たち」と題してのお話です。
カジイチゴ
春の八丈島では、3種類の野生のイチゴが見られます。ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴです。
ハチジョウイチゴは上下逆さまに花をつけますので、分かりやすいです。ハチジョウクサイチゴとカジイチゴは、葉の形や茎のトゲの有無で見分けられます。
八丈島では、この三種を総称してアビと呼んでいます。
味は薄っすら酸っぱく、薄っすら甘いです。このくらいの味の方が、野鳥には美味しいみたいです。
写真はカジイチゴです。

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
シロダモ
春、てっぺんに花のようなふわふわを付ける木が目につくようになります。一見、花に見えますが、これは新芽です。

実際に触りますと、ふわふわです
この木はシロダモです。小さなふわふわはだんだん大きくなり、最後は産毛が取れて緑色の葉に変化します。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
シチトウスミレ
毎年、シチトウスミレの群生を楽しみにしています。しかし、昨年の台風の被災でその場所に行けなくなりました。

今年は無理かなぁ・・・
と思っていましたら、身近でシチトウスミレが咲いている場所を見つけました。
八丈島に来た当初、私は植物に全く興味がありませんでした。ところが、自力で見分けられるようになってからは植物散策にハマりました。
少し歩くだけ、少しかがむだけで、世界が広がります。

八丈島は不思議な島ですね

EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM
メダケ赤衣病菌
春、山林に入りますと、細いタケが出てきます。その中で、メダケ赤衣病菌は文字通りメダケに感染する菌です。
初めてみた時、

何?
この脳みたいなものは・・・
と思いました(笑)。これは単なる菌の塊で、冬から春になるにつれて増え、最後は乾燥してぽろっと落ちます。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
サカキカズラ
八丈島には、テイカカズラとサカキカズラが見られます。一番簡単な見分け方は種です。
両者とも巨大タンポポの種なのですが、種の形が棒のようなものがテイカカズラ、種の形が潰れた楕円のようなものがサカキカズラです。
知り合いからは、

花も葉の形も全然違うよ~
と言われるのですが、当時は全くわからず。
今回、自分で気づいて分かりました。
テイカカズラは風車のような形の花です。それとは違う形ということで、私は足を止めました。
表現はあまり良くないのですが、まるで捻れた針金のような花弁です。それに気が付きますと、葉の形もテイカカズラの丸い形の葉と全く違うのに気が付きました。
自分の「意識」が変わったら、すっと見分けるポイントが目に入るのですね。

植物散策は本当に面白いです

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)
八丈島では、春になりますと、いっせいに小さなピンク色の花を付ける植物が繁茂します。

ヤハズエンドウです
この野草は毎年撮影しているのですが、何が正解か分からないですね。
雨の中撮影していましたので、私は怪しい人です(笑)。
写真を良く見ますと、下の方にアシジロヒラフシアリが集まっています。
アリはハチの仲間です。
花蜜を集める途中で雨に当たったのでしょう。すぐに花の下に隠れて雨のしのいでいるのが賢いと思いました。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
今日は、「2026年春、曇り・雨の東京都八丈島の身近な場所で見られる植物・菌たち」と題してのお話でした。
天気が曇りや雨ですと、一見、見るものがないように思えます。
しかし、コンパクトな八丈島では、少し移動するだけで色々な植物や菌と出会えます。
春の時期、身近な場所で見られる、カジイチゴ、シロダモの新芽、シチトウスミレ、メダケ赤衣病菌、サカキカズラ、カラスノエンドウを紹介しました。
PR
