2023年11月中旬、東京都八丈島で見られる秋の野草について

植物

最近、八丈島はスコールが続いています。降水量も多いです。

こういうときは山や林道は注意をしなければなりません。

実際、ポットホールにつながる町道「ねぎばな水壺線」は通行止めになりました。


さて、空模様から分かりますように、八丈島の季節も夏から秋に変わりました。夏の植物は影を潜め、秋の花が見られるようになる季節です。


今日は、「2023年11月中旬、東京都八丈島で見られる秋の野草について」と題してのお話です。


スポンサーリンク

センブリ

センブリは薬草として知られています。今はどうか知りませんが、昔のバラエティー番組の罰ゲームで使われていましたね。罰ゲームでセンブリ茶を飲まされて、タレントがあまりの苦さに悶え苦しむ様が見られるのが定番です。

私も飲んだことがありますが、たしかにとても苦いです

さて、そのセンブリですが、10月くらいから葉と茎がにょきにょきと伸びていました。

いつ花が咲くのかなぁ・・・

と待っていましたら、ようやく咲き始めました。センブリは、あの苦さとは裏腹に小さくて可憐な花をつけます。

センブリSwertia japonica (Schult.) Makino
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

キッコウハグマ

キッコウハグマの花は独特の形をしています。花なのですが、なにか変なのです。

実は、キッコウハグマの花は3つの小花から形成されています。真っ白で先端がカールしている花弁に中心のピンクが映えます。

自身の記録を見てみますと、前回、キッコウハグマの花を見たのは2020年。実に3年ぶりの再会となりました。

3年も経てば私の写真の腕も上がります。前回に比べてかなり魅力的に撮影できましたね。

キッコウハグマAinsliaea apiculata
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

イズノシマダイモンジソウ

イズノシマダイモンジソウはユキノシタ科の野草です。白い花弁、中心の雌しべは黄色、中心から伸びる雄しべの先端はオレンジ。花びらが「大」という字になっているところが特徴です。

色伊豆諸島と房総半島南部に生息しています。

今の時期ですと、八丈島の標高の高いところから順に花が降りてきています。

八丈島旅行では、忘れられない野草No. 1ですね

イズノシマダイモンジソウSaxifraga fortunei Hook. f. var. jotanii (Honda) Wakab.
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

ハチジョウアキノキリンソウ

八丈島で黄色い花といいますと、ツワブキが一番知られているでしょうか?

でも、今の時期ですと、ツワブキ以外にも黄色い花を付ける野草があります。

ハチジョウアキノキリンソウといいます

ハチジョウアキノキリンソウは林道沿いの法面に群生で生えていることが多いですね。花の構造はツワブキとはまったく異なり、小さな花がびっしりと集まっている形状をしています。

ハチジョウアキノキリンソウSolidago virgaurea subsp. leiocarpa var. praeflorens
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro

今日は、「2023年11月中旬、東京都八丈島で見られる秋の野草について」と題してのお話でした。

センブリ、キッコウハグマ、イズノシマダイモンジソウ、ハチジョウアキノキリンソウと今の時期にみられる花の紹介でした。

秋の花の時期は始まったばかりです

しばらくは、これらの花を楽しめますね


PR

タイトルとURLをコピーしました