私は、バードウォッチングは独学で覚えました。
一番成長した時期は、大学生のときでしたね
毎日5時起きで、一年のうち300日はメインフィールドを通いました。フィールドでは、カラ類、キツツキ類、モズ、キジ、アカハラ、渡り鳥では、オオルリ、キビタキ、カモ類が見られました。
そのため、山の鳥が得意になりました
ところが、そのフィールドには干潟はありませんでした。ですので、シギやチドリの知識が増えたのは、最近になってからです。
今日は、「八丈島に来てから一番身近になった野鳥 ―ムナグロ―」と題してのお話です。
今日も八丈島はいい天気
八丈島は年間3,000 mm雨が降ります。私もガイドのときは、
どうしても青空が見たかったら、ぜひ、パンフレットを見て下さいね
笑
とお客様に笑いをとっています。
でも、今日は、とてもいい天気でしたね。八丈小島は青色の空と海に囲まれていました。
きれいでしたので、写真を撮りました
まだまだ暑いけれども、ムナグロが来島していました
私が愛知県名古屋市に住んでいたころ、バードウォッチングの名所として、藤前干潟がありました。渡りの時期は様々なシギやチドリの仲間が見られました。
その中には、ムナグロも含まれていました
フィールドスコープで見ても、遠すぎて水蒸気もやのかかった点のような姿を確認しましたが、それでも嬉しかったことを覚えています。
八丈島は、そのムナグロの渡りの中継地点でもあります。ムナグロと信頼関係を築きますと、観察を許してくれます。
変なのいるけど・・・
まっ、いいか・・・
となれば、あとは脅かさないようにすれば、大丈夫です。
近くですので、細部まで分かりますね
機嫌がいいときは、近くでコウチュウ(おそらくオオシマツヤハナムグリ)の幼虫を食べる姿も見せてくれます。
「これでもか!」と地面を激しく掘ったあと、くちばしで幼虫を器用に捕まえます。そして、ひょいっと放り上げて、一口で食べます。
水浴びをするときは、激しく、水の中にダイブします。八丈島の潮風がムナグロにどれだけ影響を与えるのか分かりませんが、定期的に水浴びをしていますね。
ムナグロは、どのようなルートで来島するのか分かりませんが、八丈島までは長旅ですね。群れのそれぞれの個体は疲れていますので、見張りを交代交代して眠ります。
こんなときも、ムナグロと仲良くなっていると、
変なのいるけど・・・
まっ、いいか・・・
で、済ませてくれます。
八丈島に来て、初めてムナグロを見たときは、驚きました。昔は、点でしか見たことがありませんでしたからね。
アプローチの仕方をたくさん試し、時間をかけて仲良くなりました。注意点は、ムナグロが嫌な素振りを見せたら、脅かさないようにゆっくりと離れることです。
飛ばさなければ、次のチャンスがあります。もし飛ばしてしまったら、ムナグロに覚えられて、次のチャンスは無くなります。
しばらく、ムナグロとの楽しい時間が過ごせそうですね
今年も楽しみにしています
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