八丈島はとても美しい場所です。7年住んでいますが、まったく飽きません。
右を見ても、左を見ても、次から次へと見たいものが現れてきます。
本当は、八丈島に住み始めてからは風景写真をメインに撮るつもりでいました。はじめは、カメラはCanonのEOS 30DとEOS 6D、レンズはEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMを使っていました。
そこから、八丈島の気候に合わせた機材に少しずつ変えて、現在にいたります。
今日は、「東京都八丈島で風景を撮影するときに使用している機材について」と題してのお話です。
八丈島では、防塵防滴仕様のカメラとレンズが必要
八丈島では多湿の日が多いです。さらに、普通のカメラで滝を撮影しますと、水しぶきでエラーが出て仕様不能になります。
EOS 6Dと EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの組み合わせのときは、このトラブルに見舞われました。ちなみに、みなさんが名前を聞いたことのある有名なカメラメーカーのカメラも止まります。
ですので、八丈島で撮影するときは防塵防滴仕様のカメラを使用しなければなりません。
現在使用している風景写真撮影用の機材
まとめますと、こんな感じです。ほとんどは中古品で揃えました。
順番に説明します。
- カメラは、2017年8月に発売された防塵防滴仕様のEOS 6D Mark IIを使用しています。このカメラのおかげで雨の日でも撮影ができるようになりました(防水カメラではありませんので、過信は禁物です)。
- レンズは、CanonのEF24-105mm F4L IS USM。2005年10月に発売された古いレンズですが、赤色系の発色が美しい防塵防滴仕様のレンズです。古いレンズですので、逆光条件のときにゴーストやフレアが出やすく、また、今のレンズと比較しますと、歪みも大きいです。ですので、RAWで撮影後、Adobe Lightroom ClassicとAdobe Photoshop 2004(フォトプランがおすすめ。)を使ってRAW現像しています。
- フィルターは、不要な光をカットするためPLフィルターを使用しています。空や海は、私たちが気づかない光があります。PLフィルターを使用しますと、青色が鮮やかになります。
- アンカーリンクス。はじめは、ここにストラップを付けていました。ところが、八丈島の強風でストラップが激しくはためき、スローシャッターが使えなくなりました。その問題を解消するために付けています。
- アルカスイス互換のL字プレート。昔は、三脚の雲台のネジをくるくる回しながらカメラを三脚にセットしていました。今は、アルカスイス互換の雲台が主流になり、カメラの付替えは、こちらの方が使いやすくなりました。私はEOS 6D Mark II専用のものを導入しています。
- レリーズ。風景写真は明るいところだけでなく、暗いところでも撮影することがあります。スローシャッターを使用するとき、カメラのシャッターボタンを直接指で押しますと、カメラがぶれます。セルフタイマーで代用もできますが、私はレリーズで対応しています。
- クイックリリースクランプ。これは先ほどのアルカスイス互換のL字プレートを受ける側です。裏に三脚のネジ穴があり、雲台のネジで固定します。これで、カメラの横位置と縦位置を瞬時に変えることができます。
- 3ウェイ雲台。風景写真は構図が命です。カメラを縦・横・斜めを意識して固定することで、写真の結果が大きく変わります。雲台は、高価なギア雲台のように上を見ればキリがありません。私は、安価で必要十分な3ウェイ雲台を使用しています。
- 三脚。スローシャッター仕様時には必須なアイテムです。昔はアルミ製、今はカーボン製のものがあります。三脚を担いで歩く人は軽いカーボン製を使いますね。八丈島では強風で倒れますので、私は重いアルミ製を使用しています。
PR
今日は、「2023年、東京都八丈島で風景を撮影するときに使用している機材について」と題してのお話でした。
八丈島の美しい瞬間は誰もが撮影したいですよね。私の風景写真用の機材を紹介しました。
写真を撮影する方であれば、私の機材は最新型のミラーレスカメラではないし、一流の機材ではないことが分かると思います。
ほとんどが中古ですからね(笑)
でも、私が撮りたい写真はすべてこれで撮れますので、必要十分だと思っています。私はCanonのカメラを使っていますのでこのような説明になりましたが、他のメーカーのものでも同じものが揃えられます。
注意点として、カメラ機材はお金がかかりますので、納得する形で少しずつ中古で集めることをおすすめします。
ぜひ、八丈島であなただけの風景写真を撮影してくださいね