昨日、今日と風が強く、波は高いですね。昨日のANAと東海汽船の定期便は全て欠航。
東海汽船は今日も欠航でした。
数日前のぽかぽか天気はどこに行ってしまったのでしょうか・・・?
今日は、「2021年2月16日、強風の中の東京都八丈島の様子」と題してのお話です。
海は大荒れでした
八丈島は海に囲まれています。そうしますと、全方向から波が八丈島に打ち付けるような感じがしますが、実際は違います。
底土港側が波が高いときは、八重根側は波が低く、反対に、八重根側が波が高いときは、底土側は波が低いという感じです。
今日は、八重根側が波が高かったです
これほど海が荒れてしまいますと、漁も出られませんね。ザトウクジラのブローの音は聴こえましたが、どこにいるのかよく分かりませんでした。
このような状況ですので、明日も東海汽船の定期便が欠航してしまったのも納得です
強風の中では、なかなか野鳥と出会えません
今日は、ポイントポイントで待っていましたが、なかなか私の予想するエリアに野鳥は入ってきませんでした。
強風を避けて、おそらく、じっとしていたと思います
そんな中、地面に動く物体が見えました。
タヒバリです
少ない数のメンバーのグループですが、ひたすら甲虫の幼虫を食べていました。
風が強くて寒くても、春はもうすぐそこに来ています
最近は、三原山側へ行っていますので、今日は反対の八丈富士側へ行きました。
八丈富士はきれいな円錐形です。風が当たっている側はたいへんなことになっていますが、反対側はとても静かです。
春とよぶには風が冷たいですが、八丈富士側に花を見つけました。
オオシマカンスゲです。1番上のマイクのようなふさふさは雄小穂、その下にある黒っぽいふさふさは雌小穂といいます。
風が吹くたびに、ふわっと煙のように花粉が飛んでいました
季節ごとの植物の花を追うのも楽しいですが、その生活環も魅力的です
まだまだ未熟ですが、この1年で、私は八丈島の植物を追えるようになってきました。
よく、良く知っている人とまわるのが良いと聞きますが、
これは何だろう?
と考えたり
似たような植物を見たことがある
とひらめいたりする経験を続けると、他人に聞くことで「自身で悩んだり解決したりする」大事な時間を失うことに気が付きました。
私は野鳥の識別や声の聞き分けを独学で覚えました。初めは何も分かりませんでしたが、図鑑で識別できるころには、種ごとの地鳴きや細かなニュアンスが聴き分けられるようになっていました。
この聞き分けは、今の私の野鳥写真のデータ取りの最大の武器になりました。
話は植物に戻します。
植物の生活環は、花だけでなく、そのあとは成熟して種を作りますし、冬では生長が止まります。そして、その各姿には、当然、命の重みがあるはずです。
この1年、私はそれに気づきませんでした。そして、今日、「花」を探している自分に疑問を持ちました。
もしかしたら、何か変化があるかも・・・
と思いながら探しましたら、ありました。
これは、ラセイタタマアジサイの新芽です。今は2月中旬ですが、もう芽吹いていました。
他人の基準で線引をしたら、もしかしたら、私はここを通過しただけかも知れません。新たな気づきを発見しましたので、これからもこの楽しみをもっと広げたいと思います。
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