2025年7月、夏らしい東京都八丈島の野鳥を見てきました

動物

梅雨が終わり、八丈島は晴れの日が続いています。

八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島です。周囲は海に囲まれ、山は森ばかりの水が多い環境です。

蒸発熱の影響で同じ東京でも気温が低くなる傾向があり、今は都心と比べて2-3˚Cくらい涼しいです。

冷房の排熱などもありますので、この差はもっと広がるでしょうね

さて、最近は無人撮影の実験ばかりしています。私も撮影準備に慣れ、野鳥も機材の変化に慣れ、お互いゆっくりと歩み寄っているように進んでいます。

ただ、根詰めるとどこかで大きな失敗をしてしまいます。そこで視線を変えました。


今日は、「2025年7月、夏らしい東京都八丈島の野鳥を見てきました」と題してのお話です。


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ウミネコ

八丈島では、ウミネコは春直前から集まり始め、ペアを作り、繁殖します。波が大きいのに海にダイブする姿を見ますと、野生動物の凄さを感じます。

気温が上がるにつれ、色々なところで水浴びする姿が見られるようになります。また、最近では今年生まれた巣立ち雛と一緒にいるところも観察出来るようになりました。

ウミネコLarus crassirostris
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ダイサギ

毎年八丈島にはサギの仲間が渡ってきます。今年は羽の模様からチュウサギがずっと居座っていることが分かっています。

7月は連続してANAの飛行機が欠航したように、八丈島は風の強い島です。そして、この風を利用して、サギの仲間は八丈島に来て八丈島を去ります。

最近も、アオサギ、コサギ、ダイサギが入れ替わっていますね

八丈島の環境に慣れ始めたダイサギをそっと撮影させてもらいました。

ダイサギArdea alba
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM

ヒヨドリ

私は、色々な野鳥を撮影するのですが、苦手な野鳥もいます。ヒヨドリはその中の一種です。

ヒヨドリは、スズメ、キジバト、ハシブトガラスと並ぶ身近な野鳥なのですが、私にとっては間合いがとても難しい野鳥です。

脅かして飛ばすようでは論外ですからね

そんなヒヨドリですが、山に入るたびに必ず出会うことに気が付きました。

野鳥の行動はだいたい3日続くと次に移行することが良くあります。それなのに季節が流れても出会うのは何か別の力が働いている証拠です。

ぱっと見では分からなかったのですが、地形と環境から原因を特定しました。

今は時間があまりありません。将来を見越してのヒヨドリの撮影ポイントの一つとして加えました。

フィールドは壊したくないので、ここでは換算焦点距離1,344mmのレンズで遠くから撮影しました。

ヒヨドリHypsipetes amaurotis
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

シチトウメジロ

本土では普通のメジロ、八丈島にいるメジロは亜種のシチトウメジロです。くちばしが長いのが特徴です。

春から巣作り、営巣、巣立ちを迎え、現在は巣立ち雛の野外での実践トレーニング中です。観察していますと、野鳥の教育は多くの場合スパルタです(笑)。

餌を使って巣立ち雛を無理やり飛ばしたり、危険な状態になると警戒音で怒鳴ります。優しさはあまり無いのではないでしょうか?

でも、これらが出来ないと「死」が待っています。構成要素は同じでも、野鳥はヒトとは違うと思わされる瞬間でもあります。

シチトウメジロZosterops japonicus stejnegeri
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM 

アマツバメ

八丈島で一番速い生き物はアマツバメだと思います。風切り音が聞こえるだけで、その速さの怖さを感じます。

巣は確認していませんが、私はアマツバメは八丈島で繁殖していると思っています。ずっと観察していますと、求愛、交尾、採餌、水浴びと時期によって場所を集団で移動し、時にはバラけて過ごしています。

私も八丈島にいる時間にともない年々観察眼が良くなっていますがが、まだまだ謎の多い生態を持つ野鳥の一種です。

アマツバメApus pacificus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

今日は、「2025年7月、夏らしい東京都八丈島の野鳥を見てきました」と題してのお話でした。夏の八丈島で見られるウミネコ、ダイサギ、ヒヨドリ、シチトウメジロ、アマツバメの様子を紹介しました。


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