2024年10月29日、土砂降りの東京都八丈島の景色と野鳥の様子

八丈島のフィールド

最近、仕事で地理空間情報データの可視化や地図の作成に利用できるQGISというオープンソースのソフトウェアを使い始めました。地図データを取り込みますと、自分の記録を地図上に残すことが出来ます。

私は、野鳥が観察できた場所や動きから出現確率の高い場所を推定して、待ち伏せで写真を撮ることが多いです。

このソフト、上手く使えば精度の高いデータ収集ができるかも・・・?

というわけで、今は仕事をしながらQGISの使い方を勉強しています。

Spatial without Compromise · QGIS Web Site

さて、八丈島は夏の干からびた土地(7月の降水量は27.5 mm!)から、9〜10月で一気に挽回して、例年の年間降水量の3,000 mmを越えました。

ここ数日、雨の強い日が多いですね


今日は、「2024年10月29日、土砂降りの東京都八丈島の景色と野鳥の様子」と題してのお話です。


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最近の八丈島は強い雨が降ります

午前中、曇りで静かだった八丈島。お昼ごろから雨が降り出し始めました。

私が出かけるころには家の中にいても、雨の音が聴こえるくらいの強い雨になっていました。

こういう日は自分が知らないことが起きる確率が高まります。

でも、強い雨ですので、今日も山側へ行くのは危険です。安全な場所限定で回りました。

海沿いへ行きました。風が吹いていましたので、八丈小島は、厚い雨雲に包まれたり、薄っすらと見えたりの繰り返しでした。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

底土側の海は、鴨川から流れ出す濁流で茶色くなり、三原山側の崖には普段見られない3本の滝が出現していました。

今日は、それだけの強雨だったということです

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

野鳥の様子

オナガガモ

最近、八丈島のカモの仲間はなぜか人を怖がっています。

でも、脅かさずにそっと観察していますとオナガガモが向こうから近づいてきてくれました。大雨の中ですが、ここぞとばかり餌を夢中で探していました。

カモは、全身の羽に油を塗っていますので、水をよく弾きます。見るとわかるように、背中の羽毛の上で弾いた水が玉になってるのが分かりますね。

オナガガモAnas acuta
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ハクセキレイ

次はハクセキレイの家族を見に行ってきました。

この土砂降りのお陰で、土からでてきた昆虫の幼虫を水で簡単に洗えます。4羽は忙しなくパクパク食べていました。

ハクセキレイは水辺付近で見られる野鳥ですが、カモに比べますと羽の防水力は弱いです。

けっこう濡れていましたね

ハクセキレイMotacilla alba lugens
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ムナグロ

もう10月も終わり。ムナグロは冬羽になり、お腹の胸黒は白くなっています。

こちらも4羽のグループです。ムナグロはグループの端の個体が見張り役です。

土砂降りの中でも、背を高くして私をマークしていました。

え゛~

脅かさないのに・・・

しばらくしましたら、見張り役も首をすぼめて警戒を解いてくれ、餌を探し始めました。

警戒中に人の怖さを覚えられますと、観察させてくれないですからね

ほっとしました

ムナグロは本土では水の多い干潟で見られます。羽があまり濡れていないことから、どちらかといいますと、カモに近い撥水をしていますね。

ムナグロPluvialis fulva
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

今日は、「2024年10月29日、土砂降りの東京都八丈島の景色と野鳥の様子」と題してのお話でした。

八丈島は水不足を9〜10月で解消し、年間降水量は例年近くの3,000 mmを越えました。大雨の影響で八丈小島は薄っすらと見え、底土側の海は鴨川から濁流が流れ込み、三原山側には3本の滝が見られました。

オナガガモ、ハクセキレイ、ムナグロの羽の様子を観察しましたが、普段の水との距離に合わせて、羽の水の弾き方が違いました。


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