ここ数日、梅雨らしく湿度の高い日が続いた八丈島です。このような日が続きますと、緑色が鮮やかになります。
フィールドに出る楽しみも増えますね
八丈島の梅雨はそれなりに続きます。八丈島は光るキノコが有名ですが、実は、この梅雨の時期が見どころなのです。
梅雨の八丈島をどう楽しもうかと考えていましたところ、今日は急に晴れてしまいました。
今日は、「2023年6月11日、梅雨の時期の一瞬の晴れ間の東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
八丈小島
八丈小島は、八丈島においてはアイコン的な存在です。八丈島から4 km離れた島ですが、こんな直ぐ側でも姿は毎日違います。
私のブログを追っていただければ、八丈小島の眺めが変化に飛んでいることが分かると思います
今日の八丈小島は、梅雨の時期のものとは異なり、ハッキリと見えました。色合いも良かったですね。
ホオジロ
以前は、ホオジロはオス・メスの両方見られました。ところが、最近はメスが稀で、オスはソングスポットでさえずることが多くなりました。
抱卵が始まったようですね
私が観察しているホオジロはいくつかのソングスポットを持っています。なわばり宣言の邪魔をしないように、そっと撮影させていただきました。
カジイチゴ
山に入りますと、シーズンはほぼ終わりに近づいていますが、野生のイチゴの実が見られます。八丈島では、ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、そして、カジイチゴが見られます。
島民の方はアビとよんでいます
味は、うっすら酸っぱく、うっすら甘いです
野鳥は距離をおいてじっと観察をしています。食べごろになりますと、ヒヨドリなどは一口で食べてしまいます。
シマホタルブクロ
梅雨の時期になりますと、咲き始める花があります。
上下逆さまに花をつけるシマホタルブクロです
こんな変な方向で花を咲かせると、訪花昆虫は苦労しますね。撮影した個体にはアリがたくさんいました。
アリはハチの仲間です
シマホタルブクロはアリを使って受粉をしているようですね
ダイサギ
サギの仲間は八丈島では繁殖をしません。太平洋に浮かぶ小さな島にたどり着くだけで奇跡的な成功で、どうもそれ以上の活動はできないみたいです。
それでも、体内の変化は季節の変化に依存していますので、体も繁殖期特有の姿に変わります。
ダイサギの背中にふわっとした羽根がついています。これは繁殖期特有の飾り羽です。
そよ風にのってかすかに動いていました。
今日の八丈島は、梅雨の時期の貴重な晴れ日でした。いつもは灰色の世界ですが、たまには青空もいいですね。
八丈小島から動植物まで楽しまさせていただきました
明日からまた湿度の高い梅雨に戻りそうです。
梅雨の季節も楽しもうと思います
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