旅行業の方のお話を伺いますと、梅雨時の八丈島は人気がないそうです。たしかに、霧や雨の日が多く、湿度も高いですからね。
ただ、写真を撮る側からいいますと、防塵防滴のカメラを使うことが条件ですが、これほど被写体に恵まれる季節はありません。

ですので、チャンスがありましたら、私は雨の日でも出かけます
今日は、「東京都八丈島の梅雨時は、旅行者には人気がありませんが、私は一番大好きな季節です」と題してのお話です。
八丈小島
八丈島といったら、やはり八丈小島でしょう。梅雨時は八丈小島の大平山が雲に覆われることは多いです。
この雲の高さは湿度によって上下します。

空の色は・・・?

雲の形は・・・?

波の状態は・・・?
変化の富んだこの世界を写真で切り取るのは毎回楽しいですね。

ホオジロ
なんだかんだいって、私の原点は野鳥写真です。データを山ほど採って、野鳥の動きを予測し、狙って撮るのが醍醐味ですね。
ホオジロの出現地点をプロットしていくと、偏りが見られました。オス・メスが確認されることから、おそらく巣があります。
巣があると思われる場所に近づきすぎてはいけません。ですので、意識的に距離をおきます。
巣とは違う場所でも、野鳥は十分観察できます。
ホオジロのソングスポットを見つけていますので、そこで待って、ホオジロがさえずりをしているところを撮影しました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ノアサガオ
八丈島に来て、私が大きく変わったのは植物に興味をもつようになったことです。私の足元にはいろいろな植物が生息していることを知りました。

植物の大好きな人には笑われてしまいますね
今の季節ですと、ノアサガオの花がたくさん見られます。きれいな紫色の花だけでなく、次の花のための蕾など、見どころがたくさんあります。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
ヤブジラミ
初夏から梅雨にかけて、小さな白い花をたくさんつけた植物が見られます。道端、駐車場など、ほんとうに身近な植物です。

これはヤブジラミです
梅雨ですと、雨が恐ろしいので、昆虫は動きにくくなります。アリが花蜜を集めていました。

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
テリハノイバラ
テリハノイバラは、海岸から山腹まで生息範囲が広い植物です。山腹では霧に包まれていますので、花びらに水滴が付きます。

姿がとても綺麗ですね
きれいなのですが、この植物にうかつに近づいてはいけません。鋭い棘がありますので、痛い思いまします。

テリハノイバラも梅雨時に楽しめる植物ですね

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
今日は、八丈島の梅雨時の動植物のさわりを紹介しました。霧の中の景色は幻想的ですし、水を吸った植物は生き生きとしている姿を見せてくれます。

散策時はあっちもこっちも状態で目移りするほどです
梅雨時は霧や雨の八丈島ですが、逆張りもいいものです。しばらくはこの季節を満喫したいと思います。
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