今日(2022年6月17日)の八丈島の山は霧に包まれていました。

視認性を良くするために、ヘッドライトを点灯した車がたくさん走っていましたね
梅雨の八丈島は、青空は見られませんでした。標高150 mをこえますと、それより上は白い霧に包まれていました。
一年を通しますと、八丈島はいろいろな顔を見せます。青空があれば、曇り空もあり、場合によっては暴風雨にもなります。
そんな八丈島に、私がガイドするヘゴの森があります。
最近、ヘゴの森ツアーの予約が殺到しています。先着順ですので、予約できないことが多く発生しています。

ご希望に添えず、すみません
予約を取れなかったお客様に対して、少しでもツアーに参加した気分を味わっていただくため、今日はヘゴの森の様子を紹介します。
今日は、「ヘゴの森の晴れの日と霧の日の比較」と題してのお話です。
今日のブログで出てくる写真は、弄らなくてもそのままの雰囲気が伝わりそうでしたので、iPhone 12とEOS 6D Mark IIともjpg撮って出しです。
晴れの日の散策路の様子
晴れの日の散策路は、足元まで光が差し込みます。
でも、森の中ですので、木漏れ日です。木々の葉、幹、足元の枯葉と、パッチ状に明るいところと暗いところがあります。

霧の日の散策路の様子
八丈島、特に山は、梅雨の時期は霧に包まれます。湿度100%の世界です。
霧といいますと、白いイメージですね。でも、森の中で霧になりますと、真っ暗になります。
木々の葉、幹、足元の枯葉と全てが濡れています。奥の方がかすかに光が届いていますので、空の部分が、白くなっていますね。

晴れの日のヘゴの森を下から見上げた様子
ヘゴは木生シダです。下から見上げますと、中心から、同心円状に葉が広がります。

そのヘゴがたくさんあるのが、ヘゴの森です

太陽と青い空をバックにたくさんのヘゴの葉が見られるのは、絶景ですね

霧の日のヘゴの森を下から見上げた様子
こんどは霧の日です。

お化けが出てきそうな、怖い景色ですね
霧の日は、このように真っ暗です。光が霧で分散された弱い光が、ヘゴの森の中へ、かすかに差し込みます。

晴れの日のヘゴの森を上から見下ろした様子
八丈島では、晴れの日はあまりないのですが、iPhone 12に保存されていた写真を探してきました。青い空と、緑のヘゴの樹冠のコントラストが良いですね。

霧の日のヘゴの森を上から見下ろした様子
そして、霧の日。普通に撮ってしまいますと、真っ白になってしまいますので、アンダーめに撮影しています。

私たちの目には、メタリックな深緑色一色に見えますね

今回は、晴れの日と霧の日の両極端を紹介しました。ヘゴの森は、一年を通して、さまざまな顔を見せてくれます。
晴れの日は、当然、人気ですが、雨の装備を持っている人は雨の日を、また、写真や映像を撮っている人は霧の日が大好きです。
十人十色といいますが、本当にお客様の好みが分かれますね。

私はといいますと、梅雨の霧のヘゴの森が、一年の中で一番大好きです
ヘゴの森は、日によって姿を変えますが、それに応じて楽しい解説が出来るよう努めたいと思います。