2023年初春の東京都八丈島の見どころ

八丈島のフィールド

最近のヘゴの森では、比較的天気のいい日が続きました。ガイド終了後に、

とても楽しかったです

と、この言葉を聞きますと、ガイド冥利につきますね。

でも、八丈島に住んでいますと、いろいろな天気に巡り合います。

2023年3月2日(木)の今日ですと、雨が降ったり、風が吹いたり、曇ったり、少し日差しが入ったりと、たった1日なのに全ての天気を体験することができました。

「晴れのみがいい天気」と思っていますと、実はチャンスを逃してしまいますよ


今日は、「2023年初春の東京都八丈島の見どころ」と題してのお話です。


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雨上がりのシチトウスミレ

私は春になりますと楽しみの植物があります。

シチトウスミレです

紫色の小さな花で、今の時期から咲き始めます。足元に注意していますと見つかりますね。

雨の日はがっかりしがちですが、植物は恵みの雨に反応します。雨上がりの林道でみずみずしいシチトウスミレに出会うことができました。

シチトウスミレViola grypoceras A.Gray var. hichitoana (Nakai) F.Maek.
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

雨の中のヒレンジャク

私が東北地方に住んでいたときは、キレンジャクとヒレンジャクは身近な野鳥でした。雪の中で赤い実をつけた木に群れをなしてついばんでいた姿を観察したものでした。

八丈島では、キレンジャクとヒレンジャクは冬鳥です。いることはいるのですが、ちょっと距離が遠いですね。

私は「ヒー」っと鳴くレンジャクの声を聞き分けられるので、留まりそうな木(カラスザンショウ)の近くに待っていました。

雨の中でしたが、予想したところにヒレンジャクの群れが来てくれましたので、撮影させてもらいました。

ヒレンジャクBombycilla japonica
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ぽかぽか陽気の中のウミウ

一転、八丈島は暖かくなることもあります。ぽかぽか陽気ですと眠気が襲いますね。

鳥を待っているときは私もときどき昼寝をしてしまいます。

人が眠いときは野鳥も眠いもの。海辺を見ますと、ウミウがあくびをしていました。

ウミウPhalacrocorax capillatus
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

天使のはしご

今日は曇りか・・・

見るものがないなぁ・・・

雨や曇りが多い八丈島ですが、がっかりすることはありません。特に曇りの日はチャンスがあります。

太陽がある方角の海に行ってみてください。条件によってですが、八丈島では「天使のはしご」とよばれている光の線の束を見ることができます。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

晴れの日の夕方

これまで、八丈島の初春の曇りや雨の天気のお話をしてきました。晴れはもちろんベストの天気です。

そして、晴れならば、八丈小島の夕方の景色はぜひ見るべきでしょう。最近撮影したものですが、八丈島の晴れの日の夕方はとても綺麗ですね。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

今日は、初春の八丈島のいろいろな天気の中での見どころを紹介しました。私は動植物をメインに観察していますが、視点を広げて景色を見ても八丈島は絵になるところがたくさんあります。

「晴れ=いい天気」だけではない、いろいろな天気の初春の八丈島をぜひ楽しんでくださいね。


明日のブログの更新はお休みします。

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