緊急事態宣言が延長しました。社会では賛否ありますが、安全の方に舵をとったのでしょう。
せっかく2週間伸びましたので、お客様により楽しんでもらうために、さらに準備しましょう
今日は、「2021年3月上旬の東京都八丈島のポットホール周辺のシダ植物の様子」と題してのお話です。
現在の八丈島の様子を少し紹介します
八丈町は、紙媒体、防災無線、Twitterなどで定期的に対策のアナウンスをしています。住民の意識もとても高いです。
立ち話のときは、マスクをするか、一定間隔を開けます。お店では、かならず手指の消毒をします。
店内に入りますと、アクリル板のついたてのあるお店も多く見かけられます
例年、インフルエンザで全滅するこの島も、今年の冬はインフルエンザの「イ」の字も聞きません。
丁寧に対処し、習慣化すれば、感染拡大防止に成功します。これは、私たちが優れているわけではなく、科学的根拠に従って正しく行動したにすぎません。
個人的には、八丈島の対策が日本のスタンダードになってくれると願っています
ポットホールに行くための注意
これは、毎回書いていることですが、注意喚起のために
ポットホールへ行くためには、登龍峠道路を通らなければなりません。そして、分かれ道から、こん沢林道へ入ります。
登龍峠道路はヘアピンカーブが多く、こん沢林道はガードレールがありません。転落の恐れもあります。
ですので、お客様は、個人で判断するのではなく、レンタカー屋さんにアドバイスを受けて下さい。また、運転に慣れていない方は、大変危険な経路になりますので、行くのは諦めることを勧めます。
ちなみに、私がポットホールへ単独で行くようになったのは、八丈島の道に慣れて1年後です
春になりますと、シダ植物の新芽と出会えます
こん沢林道沿いには、八丈島の春を告げるシチトウスミレが見られます。
今回は、シチトウスミレ以外のシダ植物を紹介します
八丈島は、雨の多い島です。そのため、本土と比較して、シダ植物の多い土地です。
まずはこれ
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
山菜そばを思い出してほしいのですが、くるくるっと丸まった新芽がありますね。あれはシダ植物ですね。
そして、多くのシダ植物は、その丸まった部分からまっすぐに分かれずに地面につながっています。
ところが、このシダは、手をパーにひろげたような新芽の広がり方をしています。
これはナチシダの特徴です
一方、林道沿いには、ところどころに巨大なシダも見られます。写真を見て下さい。
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM
比較対象が無いので分かりにくいですが、一つ一つの葉身の長さは1 mくらいあります。他のシダ植物と形態が違いますので、とても目立ちます。
このシダは、アスカイノデといいます
このシダの存在は、以前から気づいていたのですが、名前を知りませんでした。色々記録をとって、多くの写真や図鑑の図と比較することによって、先日、同定できました。
ここまで来るのに色々な過程を歩んできました。
私は、そうやって研究の世界で世界初を見つけてきました。ガイドのときにはよく話すのですが、
人が持つ情報の外には、広い世界が広がっています
上手くいくのも、上手くいかないのも、すべてが大切です
多くの方々に、「知らないことを知る過程の楽しさ」を知ってほしいと思います。
明日から島外へ出張となりました。おそらく、ブログの更新は出来ませんので、再開は1週間後となります。
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