八丈島も梅雨になり、だんだんと湿度が上がってきました。アシジロヒラフシアリも雨の危険を察知して、家の壁に行列をつくっています。対策の方は以前書きましたので、ほどほどでお願いします。
今はウイルス問題で八丈島に来られないものの、来年に向けて予習はしたい人もきっといると思います。
今日は、「6月上旬に八丈島のポットホールへ続くこん沢林道へ行ってきました」と題して、こん沢林道の様子についてお話します
ポットホールは、正式にはこん沢林道甌穴群として2016年7月11日に八丈町の天然記念物として指定されました。ポットホールの数は約700個あるそうです。島外からのお客様も足を運んでいただいている八丈島では有名な地形です。
ポットホールへ行くにはいくつか条件があります。こん沢林道の入り口までは、都道215号の登龍峠を経由します。そのため、
- レンタカーが必要です。
- レンタカー屋さんによっては、登龍峠を走ること自体をお断りするところもあります。
- 運転に自信のない人は行くのはやめましょう。
登龍峠ーこん沢林道の地図です。
ヘアピンカーブの連続ですね。そして、ここは八丈島では事故が多い場所でもあります。さらに、携帯の電波も届きません。
そのため、レンタカー屋さんもお客様の安全のことを考えての「お断り」なのです。もし、やめた方がいいと言われたら、注意に従ってください。
さて、上記をクリアしたら、いざ出発です。距離的には底土港のある三根側から登る方がおすすめです。走る距離が短いからです。
登龍峠展望台を過ぎて、道が下り始めたら、まもなくこん沢林道の入り口です。
こん沢林道に入りましたら、しばらくきれいに舗装された道です。しかし、すぐに悪路になります。
まあ、林道は、本来作業道ですので、我慢してくださいね。ゆっくりと安全運転でお願いします。
今の時期ですと、枯葉で道路が覆われています。ですので、スピードを出したり、急ブレーキをかけるような運転は事故の元になります。重ねていいますが、安全運転でお願いします。
昨日もこん沢林道へ行ってきました。その時は無かったのですが、1日経った今日、落石がありました。危なそうなので、私もしばらく行くのはやめようと思います。
そのまま進むとまた道路に落石?と思ったら、なぜか野鳥の巣が落ちていました。ハシブトガラス、キジバト、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、タネコマドリの巣ではないことは確かです。どの鳥の巣でしょうか?
次はキノコが出てきました。年輪のような傘のウチワタケです。
さらに進むと、チャヒラタケ(?)がありました。
最後は枯れたスギに出ていたので、スギヒラタケ(?)がありました。
ようやく終点です。ポットホールです。
ポットホールには散策路があります。橋をわたって矢印の通りに上へ登ると時計回りでぐるっと一周できます。
足を挫く可能性もありますので、軽登山靴以上がよろしいと思います。霧や雨の日は滑りやすいので、散策はやめた方がいいと思います。
ちなみに、携帯の電波は繋がりにくい場所です。なにごとも安全重視でお願いします。
多くの方々はポットホールがゴールで、その過程であるこん沢林道はあまり目を向けません。でも、こん沢林道をゆっくり歩くと、色々と観察できて楽しい場所です。
八丈島でもおすすめの場所の一つですので、ウイルス問題が解決したら、ぜひ行ってみてください。
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