八丈島の天気予報では、昨晩は大荒れでした。的中しました。
2025年5月30日の深夜から早朝にかけて、降水量11.0-23.5 mm/h、東北東12.3-15.0 m/sの暴風雨でした。
雨は弱まりましたが、それでも風が強い一日でした。当然湿度も98-100% R. H. です。
この影響で昨晩発東京‐八丈島間の東海汽船の定期便は欠航となりました。
そして、このブログを書いている間に今晩発の東京-八丈島間の東海汽船の定期便の欠航が決まりました。

さすが雨の島、八丈島です
文字上ではこのような状況です。もう少し写真で今日の八丈島の様子を紹介したいと思います。
今日は、「2025年5月30日、暴風雨の東京都八丈島の様子」と題してのお話です。
空は強風、底土の海は大しけ
今朝起きましたら、暴風雨でした。こういう日は、土砂崩れの恐れもあり、迂闊に山に行くのは危険です。
今は山側で調査をしているのですが、安全のため今日はお休みにしました。
陸地で東北東から北東の強風が吹いていました。

今日は飛行機は無理かなぁ・・・
と思っていましたが、ANAはなんと全便就航しました。

パイロットさん、操縦上手すぎです
大変な天気の中、ありがとうございました
海を見に底土へ行きました。午前中から継続的に観察し、午後には大しけになっていました。
写真では昨晩の大雨の地表水が海に流れ出し、大きな波が岸壁に絶えず打ち付けている様子が分かると思います。

これでは、東海汽船の定期便は就航できないのは分かりますね

海から離れた安全な場所から望遠レンズを使って撮影しています。
暴風雨になんとか耐える野鳥たち
キジ
朝は暴風雨が残っていました。
定期的に観察するフィールドを双眼鏡でざっと眺めました。違和感のある物が見えました。
ずぶ濡れになりながらも、キジが背の高い草を利用して風を避けていました。

別に私に見つかるようなところにいなくても・・・
と思いました。

ということは・・・
とさらに視野を広げて双眼鏡で観察してみますと、キジのメスもいました。

あぁ・・・、そういうことか
キジのオスが見えたのは私を引き付け、メスに視線をいかせないため。
キジのオスの意図がわかりましたので、そっと場所を離れました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ウミネコ
昨晩の暴風雨で八丈島のウミネコは内陸へ避難していました。双眼鏡で観察しますと、揃いに揃って眠そうな顔をしていました。
昨晩の状況で眠れるわけがありません。昼間になっても暴風雨は続いていましたが、昨晩よりはマシです。
眠っているウミネコが多く見られました。
私が観察していたウミネコも眠そうな顔をしていましたが、突然私の方を見て大きなあくびををしました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チュウサギ
これだけの暴風雨になりますと、野鳥の行動パターンは大きく変わります。毎日記録を付けている居場所とは違うところで見られることもあります。
雨に打たれながらチュウサギがオオバヤシャブシに止まっていました。「いつもの場所とは違う」という記録を付けました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
麓から見える三原山
昨晩でも降水量11.0-23.5 mm/hの雨が降っていました。地盤が緩むかもしれませんので危険です。
この雨のおかげで八丈島では美味しい湧き水を飲めますが、安全のため自然との距離はきちっと測らないといけません。
このような天候で何が変わったか興味は尽きないですが、落ち着いたら色々確かめたいと思います。

今日は、「2025年5月30日、暴風雨の東京都八丈島の様子」と題してのお話でした。
暴風雨の影響で東海汽船の定期便は2日連続で欠航となりました。一方、ANAは、強風にも関わらず、全便就航しました。
底土の海は大しけでした。暴風雨に耐えるキジ、ウミネコ、チュウサギの様子を紹介しました。
三原山は今日の天気にマッチした厚い雲に覆われていました。

天気が回復したら、山側で色々観察したいと思います
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