2024年12月中旬、東京都八丈島の身近な野草

植物

最近は、本業のフィールドの仕事が忙しく、しばらくは八丈島を自由に回ることは出来ません。

ですが、本業は本業で、普段、体験出来ない経験もたくさん出来ますので、

それなりに学びの日々を送っています

さて、そんな中ですが、少しずつ横目で八丈島の世界を私は楽しんでいます。


今日は、「2024年12月中旬、東京都八丈島の身近な野草」と題してのお話です。


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ススキ

八丈島にはススキは2種類見られます。普通のススキとハチジョウススキです。

ススキとハチジョウススキは名前が似ているので、形態的には両者は似た特徴を持っています。でも、別種となっていますので、実際に手に取りますと、違いが分かります。

以前、植物の師匠からハチジョウススキを教えていただいたときは、目からウロコでしたね

現代では、人の活動で植物も移動します。八丈島でススキは見られますが、実は島外由来です。

海沿いにススキの群生を見つけました。花の形がみんな同じになっていますのは、このエリアは常に同じ方向で風が拭いていることを示しています。

面白いですよね

ススキMiscanthus sinensis
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

一方、山にあるススキは風の影響が海沿いほどはありませんので、花の形がふわっとしています。

こういうススキもこれはこれで良いですね

ススキMiscanthus sinensis
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

シロガネヨシ(?)

私は植物に詳しくないので正しいかどうか分かりませんが、八丈島にはススキでもハチジョウススキでもないイネ科の巨大な植物が見られます。

この植物はどこにでもあるのではなく、八丈島では限られたエリアにしか見られません。

図鑑で調べてみますと、シロガネヨシによく似ていました。毎年秋になりますと、大きな穂のような花をつけます。

正確な名前は分かりませんが、毎年この植物を確認する習慣になりましたね

シロガネヨシCortaderia selloana (?)
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

写真


ハマアザミ

八丈島の山で見られるのはハチジョウアザミ。花はまだ見られています。

これと似た花をつける植物で、海沿いに見られるのはハマアザミです。

花はハチジョウアザミと同様にピンク色の花をつけ、葉には鋭いトゲがついています。

ちょうど花粉がついている良いタイミングの個体と出会えましたので、記録の写真を撮りました。

ハマアザミCirsium maritimum Makino
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

イソギク

今の時期は八丈島の山側はツワブキ、海沿いはイソギクが満開です。冬は彩りが単調となりがちですが、八丈島では両者の黄色を楽しむことが出来ます。

イソギクは蕾の状態から黄色が見え、花が咲きますと、黄色がより濃くなります。

八丈島の冬は本土よりも暖かく、昆虫はまだ見られます。花粉や花蜜は冬の貴重な栄養源ですので、かなりの数の昆虫が花に引き寄せられています。

イソギクChrysanthemum pacificum
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

今日は、「2024年12月中旬、東京都八丈島の身近な野草」と題してのお話でした。

八丈島の身近な野草、ススキ、シロガネヨシ(?)、ハマアザミ、イソギクを紹介しました。

本業の仕事はしばらく続きます。自由度は低くなりますが、フィールドから多くの学びもあります。

色々な経験を積みたいですね


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