八丈島の今朝は雷雨から始まりました。久しぶりの雨でしたので、
もしかして・・・
と思い、三原山側へ行きました。
目的はこれです
大雨の後、裏見ヶ滝よりもはるかに巨大な落差80 m滝が出現します。三原滝といいます。もう少し早く行ったら、もっと綺麗な滝が見られたかも知れませんね。
今朝の八丈島はこんな状態ですので、雨で森も潤されたと思います。
今日は、「2023年9月23年、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
今日は、久しぶりの都心からのお客様がいらっしゃいました。
もともとは、お盆に式根島旅行を計画していたのですが、台風で延期になってしまいました
今回はその代わりの旅行なんですよ
ヘゴの森コースの様子
八丈島にはツル性の植物がたくさん見られます。木のように太くなるのはテイカカズラ。
お客様はテイカカズラの強度に驚かれていました
ヘゴの森の入り口に来ました。目の前に広がるヤシのようなものが木生シダのヘゴです。
シダ植物は中心に新芽を作り、成熟するにしたがって葉身が形成され、葉の裏から胞子を出します。
お客様がご覧になっているのはリュウビンタイ。リュウビンタイの胞子嚢群は、葉の周辺に局在しています。
ヘゴの森ツアーは、実は、一度雨が降った方が楽しめます。今朝は雷雨がおきましたので、ヒノキゴケが水を吸って綺麗になっていました。
これ、今回の旅で必ず食べると思いますよ
もしかして、アシタバですか?
正解です
アシタバは数年に一度花をつけます。この個体は今年で最後です。
アシタバは葉を食べて、最後に地下に埋まる根を食べます
先ほど、ツル性の植物として、テイカカズラを紹介しました。八丈島には他にもあります。
お客様が触っていらっしゃるのはトゲナシサルトリイバラ。昔はウシの鼻輪に使われていました。
今は12月に使われるリースの材料となっています
八丈島は園芸王国です。社長さんの部屋でよく見られる園芸植物のモンステラは、ヘゴの森では野生化しています。
個体によってはスギに抱きつき、垂直に登っていきます
若いヘゴの茎は鋭い棘で覆われています。お客様には体験として、ヘゴの茎をそっと触って恐怖していただきました(笑)。
ヘゴは、外観は木ですが、シダ植物です。横断面には年輪はありません。
うゎっ、これは面白いですね
生きているときは白い組織が詰まっており、死ぬと空洞化します
なるほど
私たちは頭上に広がるヘゴの葉柄を楽しみながら散策を続けます。
ヘゴの森コースは、歩く距離は短いですが、ヒカゲヘゴも見ることができます。お客様にはヘゴとヒカゲヘゴの形態的違いを解説しました。
写真でははっきりと再現できませんが、今日のヘゴの森の緑色はとても鮮やかでした。やはり、雨が降りますと、ヘゴの見栄えは全然違いますね。
とても美しくなります
今日は、「2023年9月23年、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話でした。
今朝は雷雨でしたので、幻の滝の三原滝が見られました。八丈島でこれほど雨が降りますと、ヘゴの森にも雨が降ります。
コケやシダ植物、ヘゴの緑がとても色鮮やかでした。
今日はとても楽しかったです
ご案内していただき、ありがとうございました
こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました