最近は、私は双眼鏡を使った野鳥観察が主流になってきています。
野鳥の行動が理解できなければ、より良い写真を撮れないと思ったからです
ですので、野鳥の出現場所だけでなく、その日時、気象条件、降水量、太陽の角度など、気がついたものはメモを撮っています。
最終的には撮影をするのですが、そのときは意図的にレンズを選びます。撮影は、まだまだ、先の話ですが・・・。
今日は「超望遠レンズの焦点距離400 mmのレンズと焦点距離600 mmのレンズの使い分け」と題してのお話です。
野鳥と対話をしながら撮影するときにベストな焦点距離400 mmのレンズ
私は、焦点距離300 mmの短いレンズから野鳥写真の世界に入りました。ですので、今でも400 mmが一番好きで、第一選択肢のレンズです。
私が使っているCanonのEF400mm F5.6L USMは、今から30年もの昔に発表されたものです。重さも1.25 kgと、超望遠レンズの中では軽量で取り回しがとてもいいレンズです。
軽いので、レンズを振り回すのはとても簡単です。高速で通過するアマツバメも一発でファインダーに入れ、撮影できます。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
そして、レンズの重さが軽いということはコンパクトでもあります。八丈島では毎年冬になりますと、ムナグロが越冬します。
ムナグロと仲良くなりますと、近くでの撮影も許可してくれます。このとき、焦点距離600 mmの大きなレンズを使いますと、恐れられて逃げられます。
コンパクトな400 mmのレンズが威力を発揮する瞬間です。
焦点距離400 mmのレンズは、野鳥と対話をしながら撮影するときにベストの選択肢となります。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
野鳥を脅かさないときに重宝する焦点距離600 mmのレンズ
写真では三脚にのっていますが、私は、通常、焦点距離600 mmのレンズは手持ちで使っています。三脚を使うときは、ザトウクジラの撮影か、ブラインドに入っているときですね。
私が使っているCanonのEF600mm F4L IS II USMは11年前に発表されたレンズです。重さは3.92 kg。かなり重いですが、初期型は6 kgでした。
これでも、かなり使い勝手が良くなっているんですよ
焦点距離600 mmのレンズは、重く大型です。正直に話しますと、使い勝手はあまりよくありません。
4 kg近くの重たいレンズですので、冗談ではなく、気をつけていないと重さで手首を怪我します
でも、「遠くの野鳥を撮影する」という単純明快な目的にはきっちりと結果を出してくれるレンズです。
使い勝手の悪い焦点距離600 mmのレンズですが、バランスよく重さを分散させれば手持ち撮影は可能です。飛翔するクロハラアジサシも撮影することができます。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
「遠くの野鳥を撮影する」といことは、警戒心の高い野鳥も撮影が可能になります。キジは、警戒心の高い野鳥の一種ですが、無理に近づかなくても撮影が可能となります。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「超望遠レンズの焦点距離400 mmのレンズと焦点距離600 mmのレンズの使い分け」と題してのお話でした。
私の場合は、野鳥と対話しながら撮影するときは焦点距離400 mmのレンズ、野鳥を脅かさないように撮影するときは焦点距離600 mmのレンズと意図的に選んで使っています。
現在は、野鳥の行動の観察に力を入れていますので、撮影は疎かになっていますが、データが揃ったら、またカメラを本格的に構えたいですね
PR