私がカメラを買ったのは、高校3年生のときでした。カメラのボディー(Olympus OM-2 SPOT/PROGRAM)と一緒にズームレンズ(OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5)を買いました。
でも、野鳥を撮るために写真を始めましたので、大学に入り、すぐにZUIKO AUTO-T 300mm F4.5を購入しました。そして、そのときから、超望遠レンズを中心に使うようになりました。
あれから30年後の今は、Canonのボディーを使うようになりました。それに合わせて、超望遠レンズもEF600mm F4L IS II USMとEF400mm F5.6L USMを使うようになりました。
でも、私は、元々、焦点距離の短い300 mmのレンズから写真を始めました。そのときの癖は今も残っており、体は600 mmのレンズよりも400 mmのレンズの方がしっくりきます。
今日は、「CanonのEFレンズの中で一番好きなレンズ、EF400mm F5.6L USM」と題してのお話です。
レンズのF値が暗くても問題なし
フイルム時代は、EF400mm F5.6L USMのF5.6という開放値はとても暗いものでした。
私も、超望遠レンズでも1/60 sのシャッタースピードを使う時もありました
ところが、今はデジタル化が進みました。開放F値、F5.6でもなんとかなる時代となりました。
ですので、暗い森の中に調査を兼ねて入るときも、私は、EF400mm F5.6L USMを持参します。証拠写真を撮るときにとても重宝しています。
最近は、若鳥の巣立ちラッシュです。これまでにイイジマムシクイ、タネコマドリ、シジュウカラの若鳥を見ました。そして、真上にはオーストンヤマガラの若鳥がいました。
まだ若いので、木の上から私を興味津々に見ていました。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
レンズが軽量コンパクトなので、猛スピードの被写体の追尾が楽
八丈島で一番速い被写体はツバメでしょうか?
正確には、ツバメではなく、アマツバメです
八丈島に来た頃、アマツバメは、一度は撮影したいと思っていました。
速すぎて、初めは、なかなか撮影できませんでした(悲)
5年間練習し続けました。今では、高速で飛ぶアマツバメも、普通にファインダーに入れられるようになりました。
撮影の成功の秘訣は、EF400mm F5.6L USMが軽量コンパクトで取り回ししやすいレンズだからだと思います。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
EOS R3で難しい条件のときは、EOS 7D Mark IIとの組み合わせがバッチリ
最近は、ミラーレスカメラが全盛です。私も、野鳥撮影のときは、EOS R3をメインに使っています。
ところが、EOS R3も苦手なシチュエーションがあります。被写体の手前になにかあった場合は、ピント合わせに苦戦します。
こういうときは、すぐにEOS R3からEOS 7D Mark IIにボディーを切り替えます。カメラは古いですが、意外と、光学ファインダー+親指フォーカスは、ピント問題を解決してくれます。
以前、紹介したアマサギの写真と同じときに撮影したものです。アマサギがくわえているのが、サソリモドキというのが、ハッキリ分かる写真が撮れました。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
今は、デジタル一眼レフカメラからミラーレスカメラへ移行している時代です。そして、レンズもです。
EF400mm F5.6L USMは古いレンズですが、今でも一番好きなレンズです。
助手席にいつも置いていますからね
CanonのRFレンズにも、EF400mm F5.6L USMと同等のLレンズが欲しいです
Canonさん、お願いしますね