2021年12月8日の今日の八丈島は、あまり天候がよくありませんでした。東海汽船の定期便、ANAの1便と2便の両方とも欠航でした。
明日も東海汽船の定期便は欠航だそうです
離島は、ときどき本土と隔離されますね
さて、今までヘルニアでダウンしていましたので、今日の午前中は溜まっていた仕事の挽回です。環境調査をして、その他の細々とした仕事をしていました。
とりあえず、やることはやりましたので、午後はEOS R3で撮影をしていました。昨日も匂わせましたが、このスーパーカメラ、実はいくつか不満な点もあるのです。
今日は、「EOS R3の可能であれば改善していただきたいところ」と題してのお話です。
あくまで、EOS R3+超望遠レンズを使って野鳥を撮影する人からの意見です。もちろん、他の被写体の方は、下記のことは該当しませんので、無視してくださいね(笑)。
EOS R3は、カメラとしての機能は文句なし
初めに、EOS R3は最新のカメラですので、何もかもが異次元です。撮影者がぼ〜っとしていても、ファインダーにさえ入れれば、勝手にピントが合いますし、鳥の飛び出しだって連写で余裕で捉えることができます。
それに加えて、EOS 7D Mark IIやEOS 6D Mark IIと比べて、暗いところでも綺麗に写すことが出来ます。
カメラとしての機能は、本当に、文句はないのです
EOS R3の動物優先・瞳検出・視線入力の組み合わせでも、ピントが合わないケースがありました
これはEOS R3が悪いわけではなく、私が気になった点ということで・・・
構えれば、必ずピントが合うEOS R3です。ですので、私は、何でもOKとたかをくくっていました。
ところが、動物優先・瞳検出でもピントが合わず、視線入力のアシストをしてもダメなケースがありました。
手前に草を入れ、その後ろに被写体の鳥をおいた場合は無理でした(笑)
このような写真は、普通、作品にはなりません。ですので、EOS R3の判断は正しいです。
ですが、枝の中に隠れ、鳥の形のように見えない野鳥の目にピントを合わした意図的な写真を撮影しようとすると、EOS R3の動物優先・瞳検出・視線入力を組み合わせても無理そうです。
この場合は、レンズのオートフォーカスをマニュアルフォーカスに切り替えてピントを合わすしかありませんね。
EOS R3のバリアングル式モニターは必要ないかも
私の被写体は90%が野鳥です。使うレンズは1~4 kgの重さの超望遠レンズです。
以前、私のブログで超望遠レンズの構え方を紹介しました。
超望遠レンズを付けたカメラは重いので、重さを分散させながら構えます。カメラ本体は額で支えます。
そうしますと、バリアングル式のモニターは、顔にずっと押し付けられてしまいますので、もともとの位置にあり続けます。ですので、バリアングル式であっても、その利点を使わないことになってしまいます(笑)。
EOS-1D Xシリーズは、バリアングル式モニターを採用していません。使わないパーツは省き、その分、カメラの堅牢性向上のための設計に力を注いでいるのだと思います。
EOS R3+超望遠レンズを使って撮影する場合に限ってですが、使わないバリアングル式モニターは、私も、省いた方がいいと思っています。
EOS R3のマルチアクセサリーシューは、シンプルなアクセサリーシューにして欲しかった
EOS R3は動画機能も優れています。ですので、マルチアクセサリーシューはそのために新しく追加されたのだと思います。
ところが、私は写真を撮影するためにEOS R3を購入していますので、これまでのようなシンプルなアクセサリーシューで充分でした。
マルチアクセサリーシューは便利そうですが、ここがEOS R3の防塵防滴の最大の弱点となってしまいました。これは、EOS R3がYouTubeで公開されたときに、写真家のIlko Allexandroffさんも直後に指摘していました。
実は、EOS R3は、マルチアクセサリーシューにカバーを付けないと防塵防滴にならないのです。このポイントは、EOS R5、EOS R6に劣るだけでなく、更に古いデジタル一眼レフのEOS 7D Mark II、EOS 6D Mark IIにも劣ります。
そして、軽いレンズを使用しているときは関係がありませんが、1~4 kgのレンズをEOS R3につけて助手席においておきますと、機材の総重量が重いため、ちょっとした弾みでこのカバーの部分に何かに触れますと、簡単に外れます。
私は、昨日だけでこのカバーが5回外れ、毎回、探すことになりました(笑)
マルチアクセサリーシューのカバーを無くしましたら、EOS R3は防塵防滴ではなくなります。フィールドでは、不安の中での撮影となります。
有償でもいいので、EOS R3のマルチアクセサリーシューから、防塵防滴の優れたシンプルなアクセサリーシューに戻すサービスがあればと思いました。
EOS R3は、オートフォーカス、視線入力、高速連写とカメラ自体はとても素晴らしいものです。ただ、EOS-1D X Mark IIIのようなフラッグシップ機にならなかったのは、堅牢性や防塵防滴に不安があったからだと思います。
でも、多くの方々にとってこれらの点は無視できます。また、もし不安であれば、もう少し待ってEOS R1(?)を待つのもいいかも知れませんね。
私は、幸運にもEOS R3を早く手に入れることができました。上述のような気になる点もありますので、もしEOS R3のご購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてください。
PR
EOS R3