2021年9月15日、わずかの晴れ間の間に、東京都八丈島の秋の花を見てきました

八丈島のフィールド

離島で生活する兼業自然ガイドのブログは、基本、毎日更新です。ですが、2日間休んでしまいました。

一応、書こうとパソコンの前には座りました。でも、どうしても気持ちがのらず、こういうときもあると割り切って、休んでしまいました。

ブログを続けていたら、こういうこともあります

さて、私の気持ちはのらなくても、八丈島の季節は秋となりました。


今日は、「2021年9月15日、わずかの晴れ間の間に、東京都八丈島の秋の花を見てきました」と題してのお話です。


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本土の方の八丈島のイメージは青い空、青い海ですが、実際はそうではありません

今週は、雲が多く、突然雨が降ったりする日が多いです。車の中でぼ〜っとしていると、急な雨が車の屋根に当たって驚かされます。

私にとっては曇り・雨が八丈島の天気ですので、ようやく通常運転に戻りました。それでも、今日は、一瞬ですが、青空が見られました。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

絵葉書のような八丈小島ですね。八丈小島の大平山の山頂付近には雲があることから、まだまだ湿度が高いようです。

このあとは、すぐに雲が厚くなり、雨が降り出しました


キツネノマゴ

散策していましたら、足元に小さな花をつけた植物がありました。私が気づくくらいですから、当然、名前のついている植物です。

キツネノマゴでした

私が知っていたのはキツネノボタンですが、それとは違い、ピンク色の本当に小さな花が付いていました。

昨年はセンニンソウばかり見ていましたが、それ以外にも花はあるものですね。

キツネノマゴJusticia procumbens L.
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

ハチジョウイタドリ

同じく昨年、ハチジョウイタドリの花を知りました。でも、何となくですが、2種類あるように思えました。

その謎は今年わかりました。

ハチジョウイタドリは雌株と雄株があります。当然ですが、メスの花とオスの花があるのです。

ああ、だから花の違いがあるんだ・・・

植物は、流しで見ないで、じっくりと観察したほうがいいですね。今年は昨年よりも学びが多いです。

ハチジョウイタドリFallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. var. hachidyoensis (Makino) Yonek. et H.Ohashi
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

シチトウタラノキ

タラの芽の天ぷらは、山を歩かない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか?もちろん、そのタラの芽は春ですね。

では、そのタラノキはいつ花が咲くのでしょうか?

八丈島では今です

八丈島のタラノキは、2種類あるそうです。棘があるのが普通のタラノキ、そして、棘がないのがシチトウタラノキです。

シチトウタラノキAralia ryukyuensis var. inermis
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

これに似た植物でカラスザンショウやサクノキがありますが、花を見て葉を見たら全然違いますね

昨年の私は、みんないっしょでしたが(笑)


八丈島はとても小さい島ですが、野鳥だけでなく、昆虫も、植物もいろいろな生き物が住んでいます。自然ガイドとして、目に見えるものくらいは判別できるようになりたいですね。

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