昨日(2021年7月10日)のブログで紹介しましたヘゴの森のツアーのお客様が、

今回の八丈島の旅で、光るキノコを見ていないのが心残りなんですよね・・・
とツアーの終わりに話されました。

でも、お客様もご存知の通り、八丈島の地形は崖ばかりですし、連日の雨で土砂崩れも起きています
見に行くのは危険ですよ

・・・

どうしても見たいですか?

はい・・・

ツアーとしてですが、見せられるかもしれません
でも、自然なので全く見られないこともあります

そのときはゴメンナサイですが、いいですか?

本当ですか!?
と、こんな会話がありました。
今日は、「2021年7月10日、東京都八丈島のある森で光るキノコの観察ツアーをしてきました」と題してのお話です。
最近の八丈島の気象条件
なぜ、私が光るキノコを見るツアーを提案したかといいますと、まだ観察中ですが、前回のブログのようなデータに気づいていたからでした。
お客様と夕方に待ち合わせてから下見をしました
八丈島の土地の9割は私有地です。ほとんど場合、山に勝手に入れば不法侵入になってしまいます。
ですので、地主さんに、入山する許可を予めとっておかなければなりません。
八丈島の脇道は道幅が狭いです。また、側溝や道から外れると段差などがあり、車が落ちます。また、夜の森は、昼間と違い、色々なものが不意打ちで来ます。

とても危険です
明るいうちに現場に向かい、危険な箇所を実際に見せながら歩きました。
まずは、分かりやすい道、そして、森の中を案内します。日没後、あっという間に周囲は暗くなりました。

光るキノコは無事に見られました

もしかして、あれが光るキノコですか?
お客様が指を指しました。

そうですね
あれはヤコウタケです

EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
今のスマホは侮れません

写真を撮ってもいいですか?

もちろんですよ
心のなかで、

携帯のカメラでは難しいのでは・・・?
と思っていましたが、バッチリ写っていました。

今のスマホ、恐るべしです

撮影されたヤコウタケについて
お客様が撮影していたヤコウタケは、これです。

EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art
かなり珍しいシーンでした。
通常、ヤコウタケは1個1個になるのですが、このペアのヤコウタケは、傘が接していて、さらにその接点に水が溜まっていました。
そして、背景にスポットが見えますが、これらは次に発生する子実体です。

まさか、こんなに光るキノコを見られるとは思いませんでした!
写真には撮れませんでしたが、ヤコウタケの他には、エナシラッシタケ、シイノトモシビタケ、スズメタケも見られました。
お客様はとても喜んでいらっしゃいました。私もデータは持っていたものの、この世の中に絶対はありません。

無事に光るキノコが見られて、ほっとしました

次は、友達と一緒に来ますね!
お客様は元気に帰られました。こんな感じで、今回の光るキノコのツアーは終わりました。
八丈島の見どころは、ヘゴの森や光るキノコだけではありません。

八丈富士の登山やダイビングも楽しいですよ
また、八丈島にいらしてくださいね




