昨日(2021年7月9日)唐滝に通じる登山道の崩落が報告されました。現在は通行止めです。
今週は曇りや霧が続いていましたね。そして、ところどころ土砂崩れで通行止めでした道も開通しました。
今日は、山沿いは雲がかかっているものの、好天となりました。
今日は、「2021年7月10日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森のエリア
ヘゴの森の入り口から入ると、目の前にはたくさんのヘゴが広がります。
日本のお客さんにも海外からのお客さまにも、

ここからジェラシックパークの世界に入ります
と言って紹介しています。

私たちは、「木のようなもの=木」と考えがちです。しかし、ヘゴはシダ植物ですから、横断面に年輪はありません。


お客さまは、けっこう驚かれますね
ヘゴの森のエリアは、ヘゴがビッシリと植わっています。上から見るとこんな感じです。


森から恐竜が顔を出しそうな感じですよね
ヘゴの森の散策路の様子
テイカカズラ
ヘゴの森の散策路は、大小さまざまな種類の樹木、足元もシダ植物で覆われています。ジャングルのようです。

散策路の中には、硬いツル性の植物であるテイカカズラが見られます。お客様も登れそうな硬いツルに驚かれていました。

カクレミノ
ヘゴの森には変わった樹木もあります。お客様が写真を撮っているのは、カクレミノです。

このカクレミノは変わった特徴があります。
植物の葉の形状は通常は同じです。しかし、この写真では分かりにくいですが、カクレミノは、丸い形の葉と恐竜の足跡のような形の葉の2種類があります。
私は、同じ木であることからゲノムが同一、エピジェネティクスによって形状が決まっているのではないかと思っています。
マメヅタ
多くのシダ植物が地面から伸びているのに対し、この植物は木の幹に見られます。そして、丸い葉の栄養葉と胞子を産生する胞子葉があります。
この植物はシダ植物に分類されますので、お客様は驚かれていました。

今日のお客様は、首都圏からいらっしゃいました。旅行を趣味にされていて、すでに47都道府県すべて制覇したそうです。

全国は制覇したので、次は・・・
ということで、ヘゴの森を見つけ、来られたそうです。


私が今まで見た場所と比べて、はかなり違ったところですね
ジャングルの中を探検みたいでした

八丈島はまだまだ楽しめる場所があります。機会がありましたら、また八丈島へいらしてくださいね。




