最近のヘゴの森ツアーの人気はとても高く、お問い合わせもとても多いです。
ただ、ここまで多いと、予約の空きがあれば本当についています。一般のお客様ですと、1-3ヶ月前から、旅行代理店様ですと1年前から予約を入れているのが当たり前となってきました。

予約カレンダーで、空いている方が少ないですね
さて、昨日は、奇跡的な天気の回復でヘゴの森ツアーが開催されました。今朝もいい天気でしたので、

今日は楽勝!
と思っていましたら、雨が降ってきました(笑)。八丈島では当たり前の天気です。

でも、実は、このような天気がヘゴの森には一番なんですよ
今日は、「2022年7月7日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
今日のお客様は、ヘゴの森コースを選択しました。連日の大雨が降っていますので、様子見も兼ねて、私もそちらをおすすめしました。
さて、八丈島は、年間降水量が3,000 mmですので、雨と繋がりの深い島です。そのため、ヘゴの森には様々な植物が生息しています。
葉身が2 mを超すハチジョウカグマは、ヘゴの森の入り口で私たちを向えてくれました。

多くのシダ植物は、葉の形を見て、ひっくり返して、胞子嚢群(ソーラス)の形を見ます。お客様も葉身をひっくり返して見ていました。

ヘゴの森では、今がアオノクマタケランの開花時期です。散策路周辺に白い花が満開でした。
ちなみに、アオノクマタケランの花はランの形によく似ているのですが、ショウガの仲間です。

小川を渡る橋に来ました。増水した小川にはたくさんのイモリがいました。

これまで、足元ばかりを見てきました。見上げますと、頭上にはヘゴが見られました。

スタートは暗い雲に覆われた雨でしたが、途中から日差しが見られました。空は、狐の嫁入りでした。

ヘゴの森には、棘だらけのヘゴと棘が毛に変わったヒカゲヘゴが見られます。お客様は両種の共通点と異なる点を観察されていました。

散策路には、ハチジョウカグマ、リョウメンシダ、シロヤマシダ、ナチシダ、ノコギリシダ、ヘラシダなど様々な種類が見られました。それ以外にも、胞子嚢群が赤いハチジョウベニシダもありました。

ヘゴの森ツアーのラストです。天気もかなり回復しましたので、青空バックのヘゴを見上げたり、高台から見下ろしたりしました。

すご〜い
ここは、どなたも歓声をあげますね。


雨の中、ヘゴを含むシダ植物から樹木と様々な植物を解説しました。途中、水中のイモリとで会ったり、アカコッコの巣立ち雛が目の前に留まったりと、なかなか贅沢なシーンも見られました。

とても、楽しかったですよ

今日は、ヘゴの森へいらしていただいて、ありがとうございました

明日のブログの更新は、お休みします。