八丈島の樹木の春 ー新芽の共演ー

植物

八丈島では小池都知事の不要不急の外出の自粛要請を受け、外出している人が明らかに激減しています。島にコロナウイルスを入れないという強い意思統一がなされています。

八丈島だけでなく、本土でも同じ状況と思っています。退屈だと思います。


今日は、「八丈島の樹木の春 ー新芽の共演ー」と題してのお話です。


花の紹介は?

と思うかもしれませんが、花はもう少しあとに咲きます。

トップバッターはスダジイ。八丈島の伝統工芸品は何かご存知ですか?八丈島に興味がある方は、「黄八丈」と間髪なく答えられますね。

この黄八丈は三色の糸から織られています。黄色、樺色、黒色です。そして、スダジイの樹皮は黒色を染める過程で使われます。

新芽の出始めは黄緑色と赤紫色のコントラストが美しいです。そのあと、葉が成長するにつれて赤紫色は薄くなり、黄緑が主になります。

スダジイCastanopsis sieboldiiの新芽
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

次は先日も紹介したシロダモ。徐々に小さな新芽が大きくなる時期です。このもふもふのウサギの耳のような感触がたまりません。

シロダモNeolitsea sericeaの新芽
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

最後はアカメガシワ。名前の由来は、写真のように新芽が赤い色をしているからです。冬には一斉に葉を落としてしまうので、この時期にこの姿を見ると、命の復活を連想します。

アカメガシワMallotus japonicusの新芽
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

もちろん、これら全ては、園芸種とは異なりますので、色彩の派手さはありません。しかし、私は、じわじわっと変化する彼らの姿にとても魅力を感じます。この記事を読んでいるみなさんも、一年後はぜひ八丈島に突撃して素朴で豊かな自然を楽しんでください。

PR

タイトルとURLをコピーしました