私はCanonユーザーです。これまでのRAW現像は、Canon製のソフトであるDigital Photo Professionalを使ってきました。Canonユーザーは、このソフトを無料で使うことができます。
無料ですが、なかなかの優れもので、RAW現像の勉強になりました。
ところが、最近、SIGMAの70mm F2.8 DG MACRO Artを購入しました。このレンズはSIGMA製なので、Digital Photo ProfessionalではRAW現像はできないのです。
今日は、「Lightroom Classicを使ってRAW現像するようになりました」と題して、使い方の紹介です。
フォトプランを選択し、インストール
Lightroom Classicは、Adobe製のRAWファイル現像ソフトです。
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私は、1番コストパフォーマンスの高い、Lightroom、Lightroom Classic、Photoshopが含まれているフォトプラン980 円/月(税別)を選択しました。
購入からダウンロード、インストールまでは、Adobeのwebpageの指示通りにします。
1ユーザーで2台のパソコンにインストールできます。私は、デスクトップとノートパソコンの1台ずつにインストールしました。
RAWファイルの取り込みと現像
取り込んだRAWファイルの写真はこれです。
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ちょっと暗いですね。
それではRAW現像のスタートです。
RAWファイルをLightroom Classicに取り込むとライブラリに写真が登録されます。
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次に現像をクリック
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Lightroom Classicは触るところがたくさんあります。でも、基本的には右側のスライダーを上から順に調整して使用するだけです。
色温度、色被り補正、露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルを順に調整します。
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引き続き、下のパラメーターをいじります。テクスチャ、明瞭度、かすみの除去、自然な彩度、彩度を順に調整します。
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さらに、下のプロファイルのパラメーターをいじります。ここはレンズの箇所です。
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レンズのプロファイルは、全てのメーカーのほぼ全てのレンズをカバーしています。私の場合は、CanonとSIGMAですので、RAWファイルを取り込むと、この場所に出てきます。
プロファイルで、色収差を除去とプロファイル補正を使用にチェックを入れますと、メーカー: Canon、モデル: Canon EF 16-35mm f4/L…、プロファイル: Adobe (Canon EF 16-35…と表示され、両者が修正されます。
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円形フィルターを使って部分的に調節
最後はちょっとだけ変わった使い方です。写真左側が暗いので、円形フィルターを反転させ、各パラメーターを調整しました。
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出来上がりがこれです。
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写真の本当に上手な人はどのパラメーターもいじらないそうです。「jpeg撮って出し」といいます。
光を細かく読める人は、あらかじめカメラの方の設定で、一発撮りでOKです。私はまだその域には達していません。
Lightroom Classicは、RAWファイルの現像ソフトです。写真の見栄えがよくなるだけでなく、その調整過程で撮影者の光を読む能力の向上にもつながっているといっている方もいらっしゃいます。
私も毎回使っていて思うのですが、気づかなかった光がこんなところにあるという発見の連続です。この経験は、撮影時のカメラ設定の改善に反映します。
おそらく、このことを意味しているのだと思います。Lightroom Classicを使いながら、撮影技術と現像技術の両方の向上を目指したいと思います。