2020年7月18日の今日、朝から陽の光は入りませんでした。仕事場周辺は霧に包まれていました。
こういうときは、視界が悪いですね。その影響もあって、1日1便のANAの第1便は欠航となってしまいました。離島ではこのようなことはよくあります。
八丈島へ来島できなかった方々、飛行機に乗れなかった方々にとってはとても残念ですが、安全が一番大切です。
今日は、「八丈島の天気はよくありませんが、光るキノコの生育にとっては好条件です」と題してのお話です。
今日と同じように昨日の八丈島の天気は、雨が降ったり、霧が発生したりしました。梅雨に戻った感じです。
私のフィールドも湿度が高くなっており、容易に光るキノコの発生が予想できました。そういうわけで、日が沈んでからカメラを持って撮影してきました。
八丈島の夜間撮影は大変危険ですので、注意して行いました。
光るキノコの光はとても弱いので、強い光のヘッドライトを点けっぱなしですと、よく見えません。
ライトを点けて、真っ暗の夜のフィールドの周囲を確認して、消して光るキノコを探す。この繰り返しを続けます。
そうしますと、ところどころで森の中に緑色の光が見えるようになります。これがヤコウタケです。
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro+Life Size Converter EF
自生するヤコウタケは小さいのが多いです。しかし、昨晩見つけた個体はかなり大きかったです。
下から見ると、ヤコウタケの子実体の傘の裏には、シイタケのような襞がたくさんあります。
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro+Life Size Converter EF
きれいですね。傘の部分に比べて、茎の部分はあまり光りません。
森の中を歩くと、うっすらと光るビロウヤシの葉柄が見つかります。マクロレンズで拡大して撮影すると、うっすらと光るものは一つ一つがキノコでした。
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro+Life Size Converter EF
エナシラッシタケといいます。山の満天の星もきれいですが、八丈島の地上には光るキノコに満たされた小宇宙のような景色もあります。
光るキノコを見るようになってから4年目。八丈島の美しい自然に魅せられています。
ウイルス問題で今年は難しいですが、来年はお客様に八丈島の光るキノコの景色を紹介できればと思います。
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