解説
花や昆虫などの小さな生き物は、風景撮影と同じくらいポピュラーな被写体です。小さなものを写すには、マクロレンズが必要です。
昔は、50 mmマクロレンズが主流でした。現在は、ワーキングディスタンスを確保でき、前ボケ、後ボケが綺麗なので、焦点距離90-100 mmの望遠マクロレンズが主流です。
手ぶれ補正も強化されていますね。
どのカメラメーカーも高画質の望遠マクロレンズを販売しています。
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Sonyの90 mmマクロレンズ
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Nikonの105 mmマクロレンズ
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Canonの100 mmマクロレンズ
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EF100 mm F2.8L マクロ IS USM
私は、CanonのEF100 mm F2.8L マクロ IS USMを使っています。発売は2009年10月。14年前のレンズですが、当初から有名なレンズでした。
EF100 mm F2.8L マクロ IS USMは、望遠レンズのため、絞りを絞ってもピントが外れた場所は望遠レンズの特性上ゆるやかにボケます。つまり、ピントの合ってほしい場所のみ絞りを調節すれば、きれいな仕上がりになる訳です。
とてもよくボケるレンズです。私の場合は、ボケが必要なときの限定的な使用が多いです。
現在は、前述のRF100mm F2.8 L MACRO IS USMにバトンタッチされています。
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長所
- レンズの前側にUDレンズが使用されています。高画質です。
- 絞りは円形の9枚で構成されています。ピントの合っていない場所はなだらかにボケます。また、逆光でEF50mm F2.5 コンパクトマクロのような六角形のゴーストは発生しません。
- 等倍まで撮影可能です。
- 太いピントリングは、マニュアルフォーカス時にとても使いやすいです。
- Image stabilizerを装備。角度ブレとシフトブレの両方を補正するハイブリッドISとよばれる特殊な補正機構を持っています。
- 内側が植毛されている大きなフードが付いています。余計な光に悩むことはありません。
- 防塵防滴。八丈島では必須です。
短所
- 普通はどのレンズにも必ず短所があるものですが、私が使っている限りでは見当たりません。欲を言いますと、私にとっては長所の「ボケ」が効きすぎです。
作例
被写体はシャープに、背景は綺麗にぼかします。植物や昆虫を撮影するのに最適なレンズです。
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