八丈島といいますと、私は「雨」を連想します。雨に濡れた植物は色鮮やかになります。
私はバードウォッチングからフィールドの世界に入りました。ですので、フィールドで興味があるのは野鳥です。
ところが、ここ八丈島に住むようになってからは、色鮮やかな植物に惹かれるようになりました。
知らないことを知るのは楽しいですね
さて、「フィールドで植物・・・」とききますと、山奥に入り、山道を歩き回ることを想像するかも知れません。
でも、そんなことはありません。小雨の八丈島では、身近なところを少し歩いただけでいろいろな植物と出会えます。
今日は、「2024年5月23日、小雨の東京都八丈島の身近な植物を見てきました」と題してのお話です。
アカメガシワ
春、八丈島ではアカメガシワの新芽が見られます。色は鮮やかな赤で、この色は新芽が小さい間だけ維持されます。
アカメガシワは、漢字では「赤芽槲」と書きます。文字通りですね。
遠くから見ますと、アカメガシワが赤い花つけているように見えます。
当然ですが、これは新芽で花ではありません。それから2ヶ月後、アカメガシワは本物の花をつけます。
アカメガシワの花は遠くからはクリーム色に見えます。近くで見ますと、小さな線香花火のような形のものがびっしりと集まっていることが分かります。
雨ですが、花が咲いているのは面白いですね
ハチジョウイボタ
ちょうど今の時期から花が咲き始める樹木があります。
ハチジョウイボタといいます
このハチジョウイボタ、小さな白い花の集合体です。
集合体の花は、花の開花が少しずつズレますので、きれいに撮影するのがとても難しいです。
ハチジョウイボタの花を毎年楽しみにしていますが、撮影者泣かせの花です。
ノアサガオ
以前、私のブログで、八丈島の海沿いで見られるハマヒルガオを紹介しました。ハマヒルガオはピンクと白の花をつけます。
八丈島には、これと似た形ですが、別の色のアサガオが見られます。
ノアサガオといいます
色は紫色。こちらもハマヒルガオと同じように地面付近で見られます。
個体によっては、うまく樹木に絡むことができますと木の上の方でも見られます。
今日は小雨でしたので、水滴がついた花を楽しむことができました。
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
テリハノイバラ
フィールドを歩いていますと、脚にぐさっとトゲが刺さるときがあります。
こればっかりは楽しくないですね
これからの季節、気をつけていないとこれにやられます。
足元に目を向けますと、白い花に黄色い花粉、とても目立つ植物です。きれいなのですが、トゲがあります。
これはテリハノイバラ。花は咲いているのに、雨で花粉が濡れています。
八丈島で受粉をするのは大変そうですね
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro
今日は、「2024年5月23日、小雨の東京都八丈島の身近な植物を見てきました」と題してのお話でした。
アカメガシワ、ハチジョウイボタ、ノアサガオ、テリハノイバラを紹介しました。
山奥へいかなくても、八丈島ではいろいろな植物を楽しめますね
今日は、雨で濡れた色鮮やかな彼らを楽しむことができました
明日のブログの更新はお休みします。
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