現在、出張先です。昨日は全休で少し周辺を歩きました。
測ってみたら、9.2 km。普段、3 kmくらいしか歩いていませんので、その3倍!
島民はあまり歩きませんね。
データを整理していましたら、今の時期にピッタリの写真が出てきましたので、紹介したいと思います。
今日は、「東京都八丈島の春に咲く、意外と身近に見られる植物の花や実について」と題してお話です。
コケリンドウ
八丈島に来た当初だけでなく、実は昨年の春も気づいていなかった植物があります。野鳥を主に見ていたので、足元に気づきませんでした。
コケリンドウです
まだ、枯葉の地面に真っ先に花をつけます。花をつけていますので、目立つような気がしますよね。
でも、この花、とても小さいです。1-1.5 cmくらいです。気づかずに踏んでしまいそうです。
本来は、花の周辺が青くなるのですが、私が撮影した花は白でした。
ハマヒルガオ
この花は、名前の通り、八丈島の海岸で見られるアサガオのような花をつけます。
写真では1輪ですが、これが群生して、花がたくさん見られます。八丈島の浜辺を彩る花ですね。
マンリョウ
ここからは、少し山に入ります。林道を、左右を見ながら歩いてみてください。
そうしますと、赤い実をつけた低木と出会うと思います。
これがマンリョウです
マンリョウって昔のお金みたいな名前ですね
そうですね、イチリョウ、ジュウリョウ、ヒャクリョウ、センリョウ、そして、このマンリョウとあります
こんなに赤い実の目立つ低木なのに、私は恥ずかしながら、その存在に気づいていませんでした。
今は、次から次へと見つけられますよ
視点って大切ですね
イチリョウ
最後はイチリョウです。イチリョウといいますと、本土ではアリドオシでしょうか?
八丈島で見られるのは、オオアリドオシとよばれているそうです。簡単な見分け方ですと、アリドオシは棘が葉と同じくらいの長さ、オオアリドオシは棘が葉よりもずっと短い長さでしょうか。
個人的には、環境要因による形態の生長の違いか、あるいは、遺伝的にはじめから違うのか知りたいです
オオアリドオシは小さな赤い実を少しつけます。
葉の裏に隠れたり、落ちたり、野鳥に食べられたりして、この実が無くなっていることもありますね
花は、小さな白い花で、下向きにつけます。
未だに、オオアリドオシの生態を把握していませんので、撮影はこれが精一杯です。来年はもっと様々な植物を観察して、視点を良くして、多くの方々にこの植物の魅力を伝えられたらと思います。
出張先では、仲間がよく頑張っていて拍子抜けしました。気合をいれて来ましたが、
もしかしたら、私はいらなかったかも?
と思えるくらいでした。
でも、立ち上げは誰もが不安なこと。思いもしないこともあるかも知れません。こちらも相談に応えられればと思います。
4月末まで出張先です。仕事に集中しなければいけませんので、今月のブログ更新はこれで最後、再開は来月5月からになると思います。
ブログの更新を楽しみにしていらっしゃる方々には、大変申し訳ございません。それではまた。