2024年5月9日、八丈島は晴れから始まりました。予報では強い雨でしたが、お昼ごろ少しだけ雨が降りました。
こういう日もあるのですね
雨が降り始めたころ、八丈島の空は暗い灰色の雲で覆われていましたが、あっという間に天気は回復しました。八丈小島もきれいな姿になっていました。
せっかく海沿いに来ましたので・・・。
今日は、「春から初夏にかけて、東京都八丈島の海辺で見られる野鳥について」と題してのお話です。
ウミウ
今年の冬は都心で過ごしていましたので、八丈島の冬鳥とはあまり会っていませんでした。
ウミウは八丈島では冬鳥です。岩場に集まったり、海中で魚を獲ったりと、海沿いの野鳥には欠かせない生態を持っています。
ウミウの羽は普通の野鳥の羽とは少し違います。
水はけが悪いのです
その代わり、水はけが悪い分、海中へ潜りやすくなります
私がウミウを見かけたとき、羽繕いをしていました。手入れが行き届いていなくて、羽がボサボサでした。
ウミネコ
初夏の八丈島では、ウミネコはよく見られます。空中で同じ場所を飛んで、他の個体がそのエリアに入ると激しく追撃したりと、なわばりを守ろうとする行動をとったりします。
ウミネコの集団を遠くから観察していますと、ランダムで集まっているのではなく、ペアで行動するようになってきます。
これは、空を飛んでいるときも同じです
私の近くを通過したウミネコはペアで飛んでいました
アマツバメ
晴れたり雨が降ったりと八丈島の天気はとても変わりやすいです。この気侯に合わせ、羽のある昆虫の動きも変化します。
春に比べて初夏になりましたので、八丈島では昆虫の頭数も増えてきました。
アマツバメは、主に飛んでいる昆虫を餌にしています。気象条件に合わせて、空を高く飛んだり低く飛んだりと、柔軟に対応しています。
海沿いで猛スピードで飛ぶアマツバメをファインダー追いながら、アマツバメの面白い生態に感心させられています。
ミサゴ
例外的に夏で見られることもありますが、八丈島ではミサゴは冬鳥ですので、もうそろそろ見られなくなると思います。
ミサゴは猛禽の仲間ですので、警戒心がとても強い野鳥です。撮影するときは、撮影者は遠く、かつ、ミサゴの視野の外にいることが重要となってきます。
私が撮影してたときは、どんどん海の方へ飛び、急降下をして魚を獲っていました。
でも、視界に人が見えると、すぐに山奥へ飛び去りました。
ミサゴの目はどこまで見えるのでしょうか・・・?
目が良すぎです
今日は、「春から初夏にかけて、東京都八丈島の海辺で見られる野鳥について」と題してのお話でした。
帰りつつある冬鳥のウミウとミサゴ、これから繁殖期にはいるウミネコとアマツバメの様子を紹介しました。
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