今日(2021年6月10日)も八丈島はとてもいい天気でした。
八丈島は年間3,000 mm雨が降るといわれています
八丈島らしくありませんね(笑)
晴れですと、アシジロヒラフシアリの家屋への侵入が活発になります。対策をしなければなりません。
面倒ですが、三原山のある建物へ行って対処してきました。
1日数回のスプレー
継続が大切です
せっかく、三原山に行ってきましたので、さらに楽しんできました。
今日は、「2021年6月、梅雨なのになぜか晴れの東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
ホオジロの縄張り宣言が活発になってきました
ホオジロのさえずりは
一筆啓上仕り候
と聞きなしをされているので有名ですよね。
八丈島では、今、ホオジロが繁殖期です。ペアをつくったオスが、少し高い木の枝の上で、さえずっています。
ホオジロの巣は、見つけることはとても難しいです。私が見つけたのは藪の中にありました。
チョウ目の幼虫やなぜか見つけ難いトゲナナフシを好んで集めて雛にあげていました。
今年は、どんな風に子育てをするのか、遠くからですが、もっとたくさん観察したいと思います
八丈島の三原山は、急斜面ですが、水が豊富な山です
八丈島は、本来、梅雨時は、雨か霧です。ところが、ここ最近はいい天気が続いています。
まあ、洗濯物は乾きますけれどもね
散策を続けますと、小川に出会いました。よく見ますと、小川の水の中に動く影が・・・。
両生類のアカハライモリです
勘違いしやすいですが、家にいるのは爬虫類のヤモリです
アカハライモリも今が繁殖期です。ゆっくりとですが、メスにそ〜っと歩きながら近づく複数のイモリが観察できます。
今年の春は雨が少なかったので、どうなるかと思いましたが、例年通り水辺ができました。
アカハライモリも安心でしょうね
場所によっては湿度が高く、ヌメリツバタケがありました
八丈島は、天気がいいからといって、全ての土地が乾燥するわけではありません。散策していましたら、遠くの枯れ木にキノコがびっしりと生えていました。
遠くでしたので、1,344 mmの焦点距離の超望遠レンズを使って撮影しました
アップですのでよく分かりませんが、枯れ木はタブノキでした。タブノキから生えるキノコを検索するとありました。
ヌメリツバタケというそうです
若いと真っ白で、時間が経過するにつれて、薄っすらと茶色になります。昨年もこのキノコは見たのですが、何なのか見当もつきませんでした。
今年は木の方を見ました。
種の同定をするためには、周りの環境の全てを使うんですね
経験で知りました。これも、昨年よりも成長した証です。
今後もガイドとして、実践で勉強します
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