最近、私のブログでは、EF400mm F5.6L USMのレビュー記事が人気です。みなさん、野鳥の写真撮影に興味があるようですね。
EF400mm F5.6L USMは、レンズの重さは比較的軽いですし、価格も安い方の部類に入ります。残念ですが、このレンズは販売終了になりました。
頑張って中古レンズを探すか、今ですと、コストパフォーマンスが高いライトバズーカとよばれるレンズを手に入れた方が良いかも知れません。
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でも、道具をそろえただけでは、野鳥の写真を撮るのは難しいのではないかと思います。
今日は、「私の野鳥写真の撮り方について」と題してのお話です
私は、いつも、こんな感じで撮影しています
野鳥と出会える場所、撮影可能な場所のデータ取り
実は、撮影に関する時間や労力の90%はこれに費やしています(笑)
普段は、小さなノートとボールペンをポケットに入れ、気づいたらメモをしています。
私のフィールドノートのメモ書き
汚いノートですね(笑)
日時、場所、鳥がどのような行動をしていたかを記録していきます
よく、
LINEで八丈島の鳥好きの友だちから情報を集めたら?
とアドバイスを受けます。でも、バードウォッチャーと野鳥の写真を撮影する人の視点は、細かくいいますと、違います。
そういうわけで、私は野鳥に関するデータを1から10まで全て自分で集めることにしています。
野鳥の出現場所の特定
ノートにメモをし続けますと、野鳥の出現には偏りがあることがわかってきます。その都度、理由を考えながら観察します。
そうしますと、そのときの事実と、今後起きる可能性について視点の幅がじょじょに広がってきます。
データが集まるにつれ、野鳥との出会いの確率も上がります。でも、全てのポイントが野鳥を撮影できるわけではありません。
私は、データ取り用の場所と、撮影場所と分けています
データ取り用の場所は、私が知らなかった野鳥の行動を知るために使います。撮影場所は、その吸収した知識を写真に写し込むために使います。
どちらかといいますと、前者の方が勉強になって楽しかったりします。
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ポジションミスをした個体を見つける
野鳥は生き物です
機械ではありません
ですので、人と同じように、間違いを普通にします
私は、人に対する距離を間違えた個体を選んで撮影しています。間違えた個体は、餌取りに夢中なのか、私が近くにいるのに、そのまま私のところへ来てしまいます。
大学生時代、野鳥を見るサークルのOB・OGと一緒に鳥を見たことがあります。私は、野鳥と人とは距離があるものと思っていました。
でも、エナガは私たちのすぐ側まで来ました。そう、条件によっては、警戒されない場合もあるのです。
当時、私は300 mmの超望遠レンズを使っていました。レンズの焦点距離は伸ばせませんので、OB・OGの鳥を引きつけるテクニックを自分の写真技術に取り入れました。
今は、400 mm-1,344 mmの超望遠レンズを使っています。でも、その中で、EF400mm F5.6L USMが第一選択肢のレンズである理由は、「ポジションミスした鳥を引きつけて撮影すること」が今でも好きだからです。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
準備完了、いざ野鳥の撮影
あとは、野鳥が自分のイメージした場所に移動するのを待ちます。射程距離に入ったら、ピントを合わせて、機械的に撮影します。
実は、野鳥の写真を撮るのは、全体の10%以下の労力なのです。
地図を見たり、気温を調べたり、風向きを見たり・・・。正直なところ、思うようにデータが上手く取れないことの方が多いです。
八丈島の環境条件と野鳥の行動とのつながりは、まだまだ、調べなければならないことがたくさんあります。でも、困難があるほど、私は楽しいと思っています。
そういうわけで、私は毎日フィールドに出かけています
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