秋の東京都八丈島でホエールウォッチングや登山の休憩どきに見られる、身近な植物

植物

最近は天気が良く、八丈島は秋になりましたが、春から夏の間のような陽気です。先日は、春に咲くシチトウスミレの花が見られました。

狂い咲きですね


今日は、「秋の東京都八丈島でホエールウォッチングや登山の休憩どきに見られる、身近な植物」と題してのお話です。


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海岸に咲く黄色い花の群生

気温は暖かくなりました。でも、季節はもどることはできません。

ザトウクジラは、すでに八丈島に来島してしまいましたが、暖かいからといって、離れることもできません。でも、地上からホエールウォッチングする、私たちからするととてもラッキーですね。

地上からは、肉眼あるいは双眼鏡でクジラを探します。でも、ずっと探していたら飽きますよね。

少し休憩しましょう

周囲を見回してみてください

今の季節は小さな黄色い花をびっしりとつけた花が足元にあります。場所によっては群生で見られます。

この花は、イソギクといいます。秋の八丈島の海沿いによく見られます。

ホエールウォッチングの休憩の楽しみの1つですね

イソギクChrysanthemum pacificum
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

林道の法面でよく見られる白い花

天気がいいと、登山は楽しいですね。実際、三原山へ登山するお客様も増えています。

三原山には、鴨川林道、三原林道、こん沢林道が走っています

林道の走行時の注意点を守って、ヘッドライトを点けて、ゆっくりと運転しましょう

林道をゆっくり走ると、少しイライラしそうです。でも、そのスピードだからこそ、見つけられる花があります。

林道の法面を見て下さい

白い花が見つかりましたか?

これはセンブリです。口に入れるととても苦い、あのセンブリです。

あの苦みの大元がこんな可憐な花をつけるのかとびっくりします。今はたくさん見られますので、ぜひお楽しみ下さいね。

センブリSwertia japonica (Schult.) Makino
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

樹上にある大きな赤い実の正体

登山というと、通常は危険ですので、目線は足元ですね。これは安全のためにも当然の行動です。

でも、ときどき休憩も必要ですね

そのときに、頭上を見て下さい

赤い実がありますね。これはトゲナシサルトリイバラです。

サルトリイバラは棘があります。そして、八丈島にあるサルトリイバラは、棘がないので、「トゲナシサルトリイバラ」です。

ツルの部分を触ってみると、すべすべです。昔の八丈島は酪農が盛んでしたので、トゲナシサルトリイバラは牛の花輪としても利用されたそうです。

八丈島では、12月に飾るリース(花や葉などで作られた装飾用の輪)にも利用されています。

トゲナシサルトリイバラSmilax china var. yanagitai
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

仙人のような髭をもつ植物

センニンソウClematis terniflora DC.
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

この白いごちゃごちゃとしたツル性の植物、何でしょうか?

これはセンニンソウといいます。私のブログでも以前出てきましたね。

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拡大してみましょう

センニンソウClematis terniflora DC.
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

この部分は痩果(そうか)です。仙人のような白いひげが見えますね。

成熟してくると中心から切り離されて、風などに飛ばされて、生息域を拡大します。

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八丈島に適した戦略ですね


ホエールウォッチングも登山も夢中になると楽しいですね。

でも、人はどこまでも集中はできません。ときどきは休憩も必要です。

植物は、野鳥のように飛んでいきません。足元や身近にありましたら、ぜひ、リラックスのお供に。

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