2020年7月9日の早朝は空が明るく、久々にいい天気の様相でした。実際、青空も見えました。
今日は、「八丈島の天気の嘘に騙されました」と題して、八丈島の天気はあてにならないというお話です
八丈島では天気予報はあてになりません。八丈島の面積は70 km2と小さいのですが、複雑な地形で、場所が少しでも違うと、同じ時刻でも晴れ、雨、霧と別々の天気が出現します。
そして、車で一周道路を運転すると、八丈島の全ての天気を見られたりします。
不思議な土地ですね
まったくその通りです
冒頭にも書きましたが、今日は久々のいい天気と期待をもって外へ行きました。みなさん、もう結果はわかりますね、青空はすぐになくなり、逢坂橋付近を眺めると霧に覆われ始めていました。
八丈富士の鉢巻道路へ行きましたが、視界はほとんどありませんでした。数台のレンタカーとすれ違いましたが、ヘッドランプが消灯のままでした。霧の中は視認性が悪いため、事故防止のため、ヘッドライトは必ずつけて運転してくださいね。
八丈島の天気の嘘にすっかり騙されてしまいました。もういいです。それに乗せられて霧の中の八丈島を楽しみました。
霧の中、何か撮影しようと思ったのですが、真っ白で何も見えませんでした。歩いていたら、頭にコツンと硬いものが当たりました。
リュウキュウツヤハナムグリです。せっかくですので、近づいて撮りました。
メタリックでいい顔をしていますよね。私が歩いていた場所にはウミネコはいませんでしたので、食べられる心配はなさそうです。
麓に降りて、休憩がてらぼ~っとしていたら、目の前をサギが通過しました。よく見るとゴイサギの若鳥です。
最近は、めっきりサギ類の羽数が減ってしまいました。今年は死んでしまった個体をたくさん見ました。
八丈島へ渡ってきたサギ類の大部分は、本土へ渡って旅立った羽数よりも、死んでしまった羽数の方が多いのかもしれません。
最近は巣立ちラッシュです。スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、タネコマドリの若鳥を見ました。
樹上に鈴の音のような声が聴こえました。シチトウメジロです。
群れで移動していましたので、あの中に若鳥がいたのかも知れません。シチトウメジロの通過ルートを知りました。
今日は、出だしから八丈島の天気がよくありませんでした。でも、「悪天候≠八丈島は見る価値はない。」は違うと思います。
人が敬遠する条件(ただし安全に限る。)には、まだ見ぬ不思議がある可能性が高いです。それを探せるのであれば、今日は八丈島の天気に騙されても良かったのかなぁ・・・という1日でした。
みなさんも、八丈島に慣れてきたら、視点を少しずらして見るといいですよ。思いがけない発見があります。おすすめです。
PR