八丈島には、いろいろな渡り鳥が来ます。今の季節ですと、森に入りますとイイジマムシクイ、托卵を狙っているホトトギスが見られます。
冬ですと、タヒバリ、ツグミ、チョウゲンボウ、ノスリ、ミサゴなどが来ます。
八丈島は周辺を太平洋で囲まれています。風が吹く中、この小さな島にたどり着くのは至難の業と私は考えています。
今日、八丈島では見たことのないハトを見つけました
今日は、「2024年6月15日、東京都八丈島でレースバトを見つけました」と題してのお話です。
八丈島では見たことのないハト
今日、散策していましたら、変なハトと出会いました。とても元気そうに歩いたり餌を食べたりしていました。
よく見ますと、足輪が付いていました。何かの役に立つと思い、念のため、記録写真を撮影しました。
ハトが歩くと足輪も回転していました。そのため、何枚か連続で撮影しました。
八丈島で見られるハトは2種
八丈島は本土とは気候も地形も違います。八丈島で見られる野鳥はキジバトとカラスバトです。
さきほどのカワラバトのようなハトは、本土の都市や神社には住んでいますが、八丈島にはいません。
これって、いったいどういうことなんだろう・・・?
ネットで調べてみますと・・・
足輪の付いたハトについてネットで検索してみますと、このカワラバトはレースバトでした。
日本では、日本鳩レース協会と日本伝書鳩協会があり、レースも開催されているようでした。
家に帰って足輪の写真を拡大してみました
足輪の付いたカワラバトをEOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USMで全身を、EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIIIで足輪の部分を拡大して撮影しました。
そうしますと、右足にピンクと緑色の足輪、左足に青の足輪が付いており、すべての文字が読め、持ち主の名前、携帯番号、ハトの登録番号が分かりました。
念のため、ハトの持ち主さんに報告しました
ハトが健康な状態でいたことから、愛情を持って育てられていたことが分かりました。私が何かできるわけではありませんが、持ち主さんに元気な様子を伝えた方がよいと思いました。
そこで、足輪に書かれた情報をもとに持ち主さんに電話をしました。
私は、八丈島にいたカワラバトの足輪の番号をお伝えしました。
持ち主さんは、このカワラバトが八丈島まで来てしまったことに驚かれていました。
持ち主さんのお話によりますと、このカワラバトは2024年5月に北海道で開催されたレースに参加していました。5羽中2羽は目的地に到着し、行方不明3羽の中の1羽でした。
心配されていましたが、元気な様子をお伝えしました。
私は、野鳥は渡るときに海に落ち、かなりの数の野鳥は死ぬと考えていました。
でも、たった1羽が的確に八丈島に来られたということは、鳥には陸を検出する何らかの能力を持っているようです。
数分の会話でしたが、私も学びの多いお話を伺えました。
今日は、「2024年6月15日、東京都八丈島でレースバトを見つけました」と題してのお話でした。
八丈島にはいないカワラバトを見つけ、レースバトということが分かりました。
私は何もできませんでしたが、持ち主さんに元気な様子をお伝えしました。
カワラバトは、時間をおきますとまた移動して持ち主のところへ戻ることもあるようです。
体は健康な状態でしたので、次飛ぶときは持ち主さんのところへ無事に戻れると良いですね