現在、私は、EOS R3をメイン機種に、もともと野鳥写真専用機でしたEOS 7D Mark IIをサブ機種にして、野鳥を撮影しています。
EOS R3はフルサイズのセンサー、EOS 7D Mark IIはAPS-Cのセンサーを積んでいます。EOS 7D Mark IIは、フルサイズのセンサーに換算にしますと、1.6倍被写体を大きく写すことができまます。
例を出してみましょう。EOS R3で撮影しますと、タヒバリはこのくらいの大きさに写ります。
一方、EOS 7D Mark IIで同じ場所か撮影しますと、タヒバリはEOS R3よりもより大きく写すことができます。
2014年に登場したEOS 7D Mark IIは、EOS R3よりも高速連写数がはるかに少ないですが、いくつかの利点は私にとっては捨てがたいものです。
今日は、「2024年、今一番壊れて欲しくないカメラ、EOS 7D Mark II」と題してのお話です。
APS-CセンサーのEOS-1D Xとよばれるのは伊達ではない
EOS 7D mark IIが登場したとき、APS-CフォーマットのEOS-1D Xとよばれていました。高速連写もさることながら、防塵防滴がとても優れたカメラだったからです。
八丈島では、雨や霧で湿度100% R. H. の多湿、海では潮風にさらされます。普通のカメラでしたらエラーが出たり、最悪壊れてしまいます。
プロ仕様のEOS-1D Xのような堅牢性をもつEOS 7D Mark IIは過酷な環境下でも安心して撮影ができます。
EF400mm F5.6L USMとの組み合わせはフィールドの下見で大活躍
私は2002年に登場した古いEF400mm F5.6L USMを今でも現役で使っています。EOS 7D Mark IIとの組み合わせは、双眼鏡とともに、フィールドの下見でよく使っています。
軽量な機材ですので、足場が悪いところでも安心して証拠写真を撮影することができます。
また、EOS 7D Mark IIのAFはEOS 6D Mark IIよりも速いです。そのため、とっさのときにも撮影を成功させる確率が高いです。
先日のミサゴの写真ですが、これはトリミングはしていません。近くに来た瞬間にとっさに撮影したものです。
APS-Cセンサーは被写体を大きく写すことができる
冒頭にも書きましたが、APS-Cセンサーはフルサイズセンサーに比べて被写体を大きく写すことができます。
この利点は、被写体に不用意に近づかなくてもいいということを意味しています。
私は野鳥と仲良くなってから撮影します。でも、それに加えて、野鳥との距離を少しでも長くできますと、野鳥へのプレッシャーが少なくなります。
何度も同じ場所で撮影できるようになりますので、私にとってはとても重要な利点です。
今日は、「2024年、今一番壊れて欲しくないカメラ、EOS 7D Mark II」と題してのお話でした。
EOS 7D Mark IIが登場したのは2014年。10年も前の古いカメラです。すでに生産終了となっています。
私が八丈島に来たのは7年前で、その年にEOS 7D Mark IIを購入しました。初めて触ったときの性能には驚かされましたね。そして、とても愛着のあるカメラになりました。
2024年現在、EOS 7D Mark IIは中古価格で6万円くらいです。上述のように、私にとっては価格以上の成果を出してくれるカメラと思っています。
ここはEOS R3を外して、EOS 7D Mark IIしよう・・・
今でもこのような選択をすることが多いカメラです。コストパフォーマンスが高いカメラですので、今一番壊れて欲しくないカメラですね。