旅の記録は大切ですよね。そのとき、そのときに出会ったものを家に帰ってから眺め、楽しかった旅を再び思い出します。
私の場合はカメラで写真を撮ります。最近は、GoProなどのアクションカムや性能のいい携帯を使って映像を撮る方々も増えてきましたね。
今日のお客様は後者の方でした。
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今日は、「2023年4月23日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
個人的に楽しむもののレベルですが、動画を撮影してもよろしいですか?
はい、商業利用ですとオーナーと相談しなければなりませんが、そのような意図でしたら大丈夫ですよ
ポイント、ポイントで動画を撮影しながらのツアーとなりました。
今日のヘゴの森は晴れたり曇ったりの天気でした。日が当たりますと、森の中は鮮やかな緑と日陰の緑とのコントラストが生じ、とてもきれいでした。
昨日は雨が振りましたので、ヒノキゴケは水を吸って起き上がっていました。
ヘゴの森コースでは、ヘゴがたくさんあります。成熟したヘゴの茎を覆う気根の形態、役割を解説し、木生シダであるため、年輪がないことも紹介しました。
ヘゴの森のエリアは、下から見上げても上から見下ろしても、非日常的な景色です。
これはすごいですね
お客様も驚かれていました。
ヘゴの森散策路全コースの様子
散策路周辺にはヘゴ以外のシダ植物が見られます。お客様が見上げているシダはリュウビンタイといいます。
南方系のシダで、大型のシダ植物です
お客様をスギの墓場にご案内しました。
このスギを覆っているツル性の植物はフウトウカズラといいます
こちらに2つの尖った部分がありますが、これでスギの幹に穴を開け、上部へ登ります
そうすると、スギは弱るわけですね
はい、上を見ますと、みんな途中で折れています
ビロウには別の種類のシダが見られました。写真をよ〜く見ますと、くるくるっと丸まっている新芽が見えますね。
シシランといいます
葉をひっくり返しますと、胞子嚢群が見えますので、シダ植物です
散策路には人がぶら下がれそうな硬いツルもあります。これはテイカカズラです。
お客様のはるか上の樹上までツルが伸びています。
ヘゴの森にも春の訪れの印が見られました。お客様が触っていますのは、今の時期の「もふもふ」でみんな大好きなシロダモの新芽です。
うわっ!
やわらかい
本当に驚かれていました。
ここ最近、私はヘゴの森ツアーに連続で出ています。そして、このオオタニワタリの生長を毎日見ています。
新芽はこんなに大きくなりました
お客様もオオタニワタリの胞子嚢群を見て、これがシダ植物であることを確認しました。
ヘゴが硬い気根で覆われている一方、もう一種類のヒカゲヘゴは動物のような毛で覆われています。お客様もその対比を楽しんでいらっしゃいました。
これから八丈富士へ行こうと思っています
う〜ん、もし可能でしたら朝から登った方がいいですよ
後ろに余裕があれば、何かあったときに大丈夫ですからね
そうですね
それでは、別の選択肢も考えておきます
今日は楽しかったです
こちらこそ
今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました