気づいたら、あと3日で2021年も終わりですね。今年は、新しい教育事業に協力したり、ヘゴの森ツアーの体制を変更したり、刈払機でヘゴの森の草刈りもしました。

もちろん、完璧にはほど遠いですが、どんなことにも経験を積まないと前には進みませんので、今はこれでよしとしましょう
2022年も未知の経験を積みたいと思います。
さて、昨日は、先輩ガイドさんがヘゴの森のツアーの担当をされました。そして、今日は再び私の担当です。
今日は、「2021年12月28日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
山登りの経験豊富なお客様

昨日は晴花日さんのガイドで、硫黄沼・唐滝と八丈富士へ行ってきたんですよ
とても楽しかったです
お客様は開口一番、昨日のツアーの感想をお話してくださいました。
私は初対面のときに、服装を見るのですが、バッチリでした。正直にいいますと、私よりもちゃんとした装備をしていました(笑)。
しかも、お客様は、1日で、硫黄沼・唐滝と八丈富士の両方へ行ける体力がありますので、ヘゴの森の散策路全コースは楽勝ですね。
ヘゴの森エリアの散策の様子
昨日、一昨日と比べますと、八丈島の気温はわずかですが上昇し、風速は弱まってきました。それでも、上空は晴れ間が出たと思えば、すぐに雲に覆われました。

一瞬ヘゴの森にも光が差し込みました

これらのヘゴはすべて成熟した個体です。幹も硬い気根で覆われています。

ヘゴの森エリアは、下からの眺めも、そして、上からの眺めもとても素晴らしいです。手前の大きなヘゴを避けて撮影をします。

そして、その写真がこれです。コツは空を多めに入れることですね。

ヘゴの森の散策路全コースの散策の様子
ヘゴは木性のシダです。ヤシの木のような見かけをしていますので、木に見えます。
しかし、シダはシダです。横断面には樹木のような年輪はありません。

スギの木の墓場に来ました。このエリアは、フウトウカズラが繁茂しております。
フウトウカズラに覆われたスギの木は、あっという間に弱り、強風が吹きますと、倒木します。お客様が、ご覧になっているスギの木の上部も折れてなくなっています。

12月に入りますと、ヘゴの森にはたくさんのシマテンナンショウの花が咲きます。お客様が撮影されていますのは、小さな個体で、オスと考えられます。

さらに、奥へ進みますと、ヘゴの棘の部分が毛に変化したヒカゲヘゴの森へ至ります。ここは、多くのプロの写真家さんやプロの映像作家さんが撮影される場所でもあります。


あれっ?
これで終わり?
お客様のように唐滝・硫黄沼と八丈富士を一日でこなす人からしますと、ヘゴの森の散策路の難易度は簡単すぎたようです。
昨日の唐滝・硫黄沼の道周辺の植生は、ヘゴの森と似ておりました。今回は、逆に、少々説明が難しく感じました。

次回までに、お話のネタをもって増やしておきますね
今日は、ヘゴの森へいらっしゃって、ありがとうございました