2024年春、雨の日の翌日のヘゴの森の様子

八丈島のフィールド

現在、八丈島は季節の変わり目です。低気圧と高気圧が交互に通過しています。

そうしますと、毎日、天気が変わります。雨、晴れ、雨、晴れ、雨・・・。

実際には、雨が多めです(笑)

さて、昨日は午前中は濃霧、午後は暴風雨でした。そのあとは・・・。


今日は、「2024年春、雨の日の翌日のヘゴの森の様子」と題してのお話です。


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コケ

八丈島は本来雨の多い土地です。年間3,000 mmの降水量です。

日本一が屋久島で、年間4,000 mmの降水量ですので、いかに雨が多い土地かが分かると思います。

ヘゴの森は、シダ植物だけでなくコケも多いです。昨日の水を吸って全体的にふわっとしていました。

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ヘゴ

八丈島の天気はとても変わりやすいです。今日は曇りと思っていましたが、私がヘゴの森のエリアにいるとき、一瞬晴れ間が見られました。

ヘゴの森といいますと、私は雨の日が一番好きですが、晴れですとこのような状態になります。

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リュウビンタイ

リュウビンタイは園芸店であつかうものはとても高価です。以前、知り合いの園芸家の方に伺ったときは、その値段で驚かされました。

でも、自然環境下ではいい状態はなかならならないですね(笑)

さて、リュウビンタイはシダ植物の中でも大型です。写真では葉の裏側の胞子嚢群を紹介しています。

シダ植物は、葉の表面を見て裏面を見て、種の判別をします。リュウビンタイの場合は、胞子嚢群が葉の周辺にきれいにならんでいます。

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オオタニワタリ

オオタニワタリは、スダジイの根本にあることが多いです。そして、葉を大きく広げ、枯れ葉をキャッチします。

この枯れ葉をずっとおいておきますと、どんどん積もっていき、最後は腐葉土になります。

オオタニワタリはこの腐葉土を栄養として生きています。ですので、見かけ上は寄生のように見えますが、自身でご飯を作っていますので着生という生き方をしています。

つい最近まで、オオタニワタリは葉だけの状態でした。今日、オオタニワタリの中心を見たところ、新芽が出ていました。

春ですね

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ヒカゲヘゴ

ヒカゲヘゴは、ヘゴの森の木生シダでヘゴと双璧をなすシダ植物です。樹高はヘゴの2倍の10 mまで成長します。

春になり、ヒカゲヘゴも新芽が出てきました。昨日雨が降りましたが、ヒカゲヘゴの毛はふわっふわっでした。

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ヒカゲヘゴはヘゴの仲間ですので、茎は気根で覆われています。

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ヒカゲヘゴの森のエリアです。ヘゴの森のエリアは晴れ間が見えていましたが、こちらに来たときは太陽が雲に隠れてしまいました。色合いは少し地味めになりました。

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今日は、「2024年春、雨の日の翌日のヘゴの森の様子」と題してのお話でした。雨が降ったあとですので、水を十分に吸ってコケもシダ植物もとてもきれいな状態になっていました。

日差しの関係でヘゴとヒカゲヘゴの印象が違いますが、どちらもいいですね。

他のシダ植物は、春ですので、新芽ラッシュです。これから新芽を出すシダ植物の種数も増えてきます。

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