昨日は小雨のヘゴの森でした。八丈島の天気はあまり良くありません。
八丈島では通常営業ですね(苦笑)
さて、今日は、空は曇り空ではあるものの、風はほとんどありませんでした。
今日は、「2023年3月20日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
今日のお客様はヘゴの森散策路全コースへ行けそうでしたが、
念のため、ヘゴの森コースで
というリクエストがあり、予約通りのツアーとなりました。
八丈島への観光客数が復活しているお話、フリージア祭りを絡めた八丈島の園芸のお話、伝統工芸品の黄八丈のお話をしながら、ヘゴの森の入り口まで歩きました。
八丈島は雨の多い島です。そのため、ヘゴの森にはさまざまなシダ植物が生息しています。お客様が触っているクワには、ヌカボシクリハランとマメヅタがついています。
ヘゴの茎(幹)は、ときおり偏りが生じます。そうしますと、茎には雨が当たる場所とそうでない場所が生じます。
同じコケが生えていますが、お客様の手を中心に左右違っていますね
ヘゴの森コースですので、木生シダのヘゴを重点的に解説しました。
ヘゴはシダ植物です。形こそ普通のシダ植物と同じですが、その大きさには驚かされます。この新芽がヘゴの樹上にあり、順番に広がって葉柄を形成します。
解説を聞いているだけでは面白みがありませんね。お客さまも積極的にヘゴの気根に触れ、木生シダ独特の形態を確認されていました。
木のように見えますので、横断面には年輪がありそうですね。ヘゴは木ではありませんので、そのような構造はありません。お客さまも驚かれていました。
先ほどお客様が触ったヘゴの茎は、成熟した個体のものです。では、もっと若い個体ではどうなるでしょうか?
実は、指に穴が開くような鋭い棘で覆われています
お客様は、この怖さにとても驚かれていました
ヘゴの豆知識や怖さを解説しましたが、ヘゴの森から見上げた景色は見事なものです。春夏秋冬いろいろな姿を見せてくれます。
私たちは、ヘゴよりもより樹高の高いヒカゲヘゴを観察したり、1月末の雪で痛んだヘゴが回復している様子を観察しました。
今日は雨が降っていませんでしたが、濡れるとヘゴはとても綺麗になるのでしょうね?
はい、6月の梅雨の時期は、霧に包まれて幻想的な景色が見られますよ
その時期も楽しみですね
はい、ぜひ、いらしてくださいね
今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました