春休みシーズンに入り、ヘゴの森もお客様ラッシュです。ガイドで手分けをしていますが、ビッシリと予約が入っていてけっこう大変ですね。
さて、ここ数日、天気が悪いと予報されている八丈島です。ところが、昨晩雨が降り、今朝になると晴れるという神技的な天気となりました。

今日のお客様はラッキーですね
今日は、「2023年3月21日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は八丈富士を登ってきた健脚
ヘゴの森は、都市公園と登山の間くらいのレベルで、植物散策をメインにしています。私がガイドをしたときは、上記に野鳥が加わります。

八丈富士に行ってきました

お鉢まわりもしてきました
体力はヘゴの森散策路全コースで十分です。ところが、今日は休憩日だったのか、軽いヘゴの森コースでゆっくり歩くことになりました。

こういうこともあるのですね
ヘゴの森コースの様子
八丈島の農業、園芸、黄八丈のお話をしながら、お客様と一緒にヘゴの森の入り口へきました。足元には鬱蒼としたシダ植物、頭上にはヘゴの葉柄が広がっています。

八丈島も春になり、スダジイの新芽も見られました。

少し視線を山側へズラせば、斜面にはヘラシダがビッシリと生え、人がぶら下がっても大丈夫なほどの強度を持つテイカカズラはスダジイに絡んでいました。

ヘゴの森内ではシダ植物は地面だけではありません。クワにもヌカボシクリハランとマメヅタが絡んでいました。

昨晩雨が降りました。ヘゴの森で生息するコケも水を吸って浮き上がっていました。

春っぽいものをもう一つ。シダ植物の新芽が見られました。

これは、ナチシダです
途中まで茎一本で立ち上がり、最後に羽片が別れ、手のひらをパーのような形になるのが特徴です

ヘゴの森コースの中心へきました。ヘゴの茎を覆っている気根を直接触ったり、ヘゴは木でないので年輪がない茎の横断面を観察しました。


私たちの頭上にはヘゴの葉身の屋根が広がります。


鬱蒼としたジャングルですね

これでも、一応、東京都です(笑)

散策路でも、ところどころ危険なところがあります。各ポイントを避けながら、ヘゴの森を見下ろす高台へ進みます。
雨もなく、写真では分かりにくいですが、うっすらと青空も広がっていました。


雨水が適度に残り、回るときは天気が良くてよかったですね

そうですね

楽しく回れました

今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました