八丈島近海で、最近、ザトウクジラがたくさん見られるようになりました。TwitterやInstagramで、知人のスーパーショットの写真が公開されています。
#ザトウクジラ
#八丈島
で検索すれば、たくさんの写真が見られます。
さて、私も海に向かってカメラを構えていました。海水面に気泡が見えましたので、
もしかしたら・・・
と思ってカメラに手をかけましたら、海水面からぽーんとザトウクジラが空中に飛び出しました。そのあと、ゆっくりと海水面に倒れて、水飛沫が上がり、時間差でドーンと大きな音がしました。
ブリーチングです
知人はこの行動を連続で撮ったのですから、本当に神業だと思いました
ザトウクジラの写真は私には無理ですので(笑)、植物を見に行きました。
今日は、「2023年1月22日、東京都八丈島で身近な植物を見てきました」と題してのお話です。
ムベ
天智天皇が一口食べ、美味しさのあまり「むべなるかな(もっともであるな)」と言葉を発したことから名付いたムベ。紫色の実がつき、食べごろになりますと、野鳥もついばみます。
では、すべて実が野鳥に食べられてしまうのかといいますと、そうでもなく、そのまま残ってしまうものもあります。野鳥を双眼鏡で探していましたら、へんてこりんな形のものが目につきました。
よ〜く見ますと、乾燥してシワシワになったムベの実でした
センニンソウ
センニンソウは、種に髭のようなふわふわな羽がついていることから、仙人草だそうです。
さて、昨年から今年にかけて、八丈島の気象条件はおかしなことになっています。通常の生育をしたセンニンソウもあれば、写真のように誤った時期に咲いてしまった個体も見られます。
変な時期に咲いてしまったので、生花は、そのままドライフラワーのように乾燥してしまっていました。
ヤブツバキ
冬の八丈島では、山に入りますと、ピンク色の花びらで中心に黄色の比較的大きな花をつける樹木が見られます。
これはヤブツバキです
咲き始めのときは、花蜜も花粉も豊富であり、それを狙ってヒヨドリやシチトウメジロが食べにきます。知らん顔をしていますが、顔が真っ黄色ですので、食べていたのがすぐにわかります(笑)。
シマテンナンショウ
今は、シマテンナンショウの開花ラッシュです。山道を散策していますと、場所によっては花、場所によっては発芽といろいろな発育ステージの形態を楽しむことができます。
今回は、最初の葉を開いたところを撮影しました
オオムラサキシキブ
八丈島の冬の楽しみといったら、私はオオムラサキシキブを最初に名前をあげます。自然とはかけ離れたメタリックな紫色、実の数、そして、時間が経つにつれて美しさを増す姿と文句なしです。
生息する場所は偏っているため、八丈島のいたるところで見ることはできませんが、見つけますと、幸せな気持ちが増します。
ザトウクジラの写真は撮れませんでしたが、今年初めてのブリーチングは見ることができました。やはり、頑張っている人に幸運の女神が微笑むのでしょうね。
クジラは私には難しいですが、代わりに、今、八丈島で見られる植物を楽しんできました。八丈島旅行の楽しみの一つに加えていただければ幸いです。