私は、高校3年生になって、小山田いく先生のウッド・ノートという漫画から感化を受けて、バードウォッチングを始めました。その物語には、野鳥写真の世界も紹介され、私もそれを追うように、カメラを持ったわけです。
大学に入り、すぐにバードウォッチングのサークルに入りました。ウッド・ノートと違うのは、そこから、私は単独行動をするようになったことでしょうか?
フィールドの近くにアパートを借りて、24時間、色々な野鳥の行動の観察をしました。
その結果、独学でバードウォッチングも写真も覚えることとなりました
行き着いた先は、フィールド、野鳥の行動を調べ上げ、野鳥と仲良くなり、狙って写真を撮るようになりました。それは、今でも続いている私の野鳥写真の撮り方になりました。
今日は、「2022年、東京都八丈島でのセイタカシギとの出会いを振り返りました」と題してのお話です。
焦点距離600 mmのレンズを使う理由
私は、焦点距離600 mmと400 mmのレンズを持っています。どちらが好きと聞かれましたら、
400 mmのレンズ!
と答えます。
レンズが短ければ短いほど、野鳥との距離が短くなります。野鳥といい関係を築き上げられましたら、対話が出来るからです。
ただ、どのような野鳥でもこの方法が適用出来るわけではありません。野生動物と人とでは、残念ながら、取り払うことの出来ない壁があります。
ですので、野鳥との関係が築けているかどうかよく分からない場合は、脅かさないためにも、距離がとれる600 mmのレンズを使います。
2022年のセイタカシギとの関係
600 mmのレンズを使ったからといって、実は、セイタカシギをアップで撮ることは出来ません。仲良くなるために観察をし、嫌な素振りを見せたら、脅かさないように、すぐに去ります。
野鳥には脳がありますので、人の行動を記憶をします。
あっ
これは大丈夫
と思ってくれましたら、あとはだいたい許してくれます。私が思うようなところへ、セイタカシギを歩かせて撮影することも可能になります。
野鳥の飛翔の写真は怖い
野鳥は翼がありますので、当たり前ですが、空を飛びます。過去に、このブログで紹介しましたように、高速で飛翔するアマツバメの写真を撮影したこともありますね。
ただ、多くの野鳥は空を飛ぶのが嫌いです。何もしませんと、じっと地面にいます(笑)。
疲れたくないんでしょうね
セイタカシギも、実は、飛びません。ですので、ふわっと飛び上がったとき、自身の行動に何かセイタカシギが嫌うようなことをしたのではないか?とチェックしました。
結局は、ふわっと飛んだだけで、すぐ降りました。私を嫌ったのではなく、気まぐれだったようです。
でも、飛んだということは、嫌だった可能性もありましたので、このあとは退散しました。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
脅かさないように気をつけて撮影しますと、野鳥は様々な仕草や表情を見せてくれます。2022年も、セイタカシギと仲良くなりました。
向こうから近づいてきてくれたり、餌を捕る瞬間を見せてもらったり、羽繕いや眠る姿も見せてくれましたね。来年もいい関係を築き、私が知らないシーンを観察したいと思います。
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
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