野鳥と呼吸を合わせると、自然な姿の写真が撮れます

動物

最近は、休日でも必ず小さな仕事が入るのですが、今日は完全なOFFでした。空はとてもいい天気でした。

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せっかくの天気に恵まれましたので、今日は、オオバンと過ごしました。


今日は、「野鳥と呼吸を合わせると、自然な姿の写真が撮れます」と題してのお話です。


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野鳥と人との距離

野鳥は人が近づくとすぐに逃げてしまいます。双眼鏡を構えたり、超望遠レンズをつけたカメラを構えたら、すぐにぴゅ〜っと飛んでいってしまいます。

ところが、散歩をしている人は、意外と近くにいけることがあります。

野鳥は、人が自分を見ているか見ていないかを観察し、プレッシャーがかかったときだけ、人との距離をあけているのです。

野鳥の近づき方の秘訣は、野鳥に対して興味のない人の行動に隠れているということです。ですので、私は、散歩の人が野鳥に近づいて、どれだけの距離で飛んでしまうかをいつも観察して勉強させていただいています。


「野鳥はどうでもいい」と思わせるような行動をとる

大きな超望遠レンズを構えると、どうしても野鳥にプレッシャーがかかります。ですので、私はレンズを構える前が勝負と思っています。

車から降りたら、絶対に野鳥を見ません。興味ないふりをしながら、準備を始めます。

そして、予め調べておいた場所であさっての方向を見ながら作業をします。今日は、オオバンが被写体ですが、オオバンの頭の中では「?」が浮かんでいたと思います。

オオバンFulica atra
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

群れの中には人に対する距離が短くなってもいい個体がいる

フィールドでは、車が走ったり、風が吹いたり、曇ったり、人が歩いたりといろいろなことが起きます。オオバンは、状況、状況に合わせて安全なポジションをとります。

オオバンの中には、ベストと思って、間違えて私の近くに来てしまう個体が出てきます。この個体は私のことを気にしていません。

ここで重要なのは、このまま泳がせることです。この個体を他の隠れている個体が見ているからです。


オオバンにど〜でもいい人と思わせたら、あとは写真を撮り放題にさせてくれます

オオバンの行動を観察していると、水浴びしたり、潜ったり、餌を食べたりといろいろな行動を見せてくれます。

撮影場所の水辺の底には貝や水草があります。ダイブする瞬間の撮影を試みました。

オオバンFulica atra
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

1回飛び上がってから、水中へ頭を突っ込むんですね。

オオバンFulica atra
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

見事に貝を捉えました。オオバンはこの貝が大好きなようで、捕まえたら、丸呑みしていました。

貝だけでは飽きますね。そうしますと、水辺の底に生えている水草を食べ始めました。

オオバンFulica atra
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

もう、私がいるのなんか関係ないようでした。オオバンの群れは、ぽちゃぽちゃとダイビング合戦をしていました。


いくら許してくれているといっても、人と野鳥は違います。十分撮影し終わりましたら、撤収して、オオバンがもっと自由に餌を獲れるようにしました。

ほぼ1年ぶりに、オオバンと呼吸を合わせられて、自然の姿を撮影できて、今日はオオバンに感謝の1日でした。

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