最近、鴨川林道とこん沢林道の様子を見てきました。
鴨川林道を入りますと、大小の落石が確認されました。
こん沢林道は東京都八丈支庁の発表のように、登龍峠展望台側に近い入口付近で倒木・崩土が見つかっており、現在は通行止めです。
鴨川林道とこん沢林道は、現在は、このような状態ですので、今日のような大雨では、土砂崩れの可能性が高まります。
ですので、大雨のときは、林道には絶対に近づいてはいけません
今日は、「2022年4月24日、安全な場所限定で、土砂降りの東京都八丈島を回ってきました」と題してのお話です。
雨は強くなったり弱くなったりしました
土砂降りですので、台風のように一日中ずっとかと思われますが、雨は強弱がありました。
強く降りますと糸のような雨になったり、少し緩和しますと山は見晴らしが良くなり、霧も立ち込めます。
雨が弱くなったところで、三原山側を見ました
タブノキ
ときどき肌寒いですが、冬から比べますと、八丈島の気温はどんどんと暖かくなっています。
オオバヤシャブシやヒサカキの花は終わり、ハチジョウキブシは間もなく終わり、そして、オオバエゴノキの花が咲き始めていますね
季節の流れはとても速く、追うのは無理です
そんな中、樹木の中に赤いものを見つけました。タブノキの新芽です。
八丈島の平地でも、タブノキはよく見られます。土砂降りでしたが、木陰に入って雨をしのぎ、タブノキの新芽を撮影しました。
チガヤ
八丈島の春、草むらにはにょきにょきっとした穂が出てきます。
チガヤといいます
まだ、出てきたばかりですので、先端が硬い感じに見えますが、これがもう少し経ちますと、ふわっと広がって、文字通り「穂」となります。
時期として少し早いですが、撮影しました。
キジバト
雨がさらに強くなりました。
土砂降りです
遠くを見ますと、キジバトがいました。雨脚はけっこう強いと思いますが、キジバトにとってはシャワーのようです。
水浴びは水の中で羽を羽ばたかせますが、キジバトは豪雨にそのまま打たれていました。
キジ
少し移動しますと、今度はキジのオスと出会いました。あまりの土砂降りでずぶ濡れでした。
ときどき身震いをして、羽毛についた水滴を飛ばしていました。
いつもは、
フィールドはいいですよ
とお客様にも紹介をしているわけですが、昨年の台風16号の八丈島直撃後は、どうも崩落が読みにくくなりました。
危険がともないますので、最近は大雨が降ったら林道には絶対に行かないようにしています。
どんなことも、安全が最優先です。
安全な平地でも、意外と、生き物と接することが出来ます。今日は、雨の中、ぼ〜っと外を見ていました。
追記
2022年4月25日、こん沢林道の通行止めは解除になりました。
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