2020年11月14日の東京都八丈島の今朝の気温は17.8˚C。本土のお客様からすると温かいですが、島民にとっては肌寒いです。
ちなみに、私は自称北国育ちですので、八丈島の気候はとても暖かいです。暖房費が安くてバンザイです(笑)。
今日は、「八丈島の小さな秋の野草 パート2」と題してのお話です。
自然ガイドとしての得意分野、不得意分野
私はバードウォッチングが趣味です。それのおかげで森のガイドでは野鳥の担当となっています。
逆に、野草や樹木の方は、八丈島に来てから覚え始めました。森に生えているものは、基本的なものはマスターしました。
ところが、特定の森から外に出ると、からっきしダメでした。
2020年の野鳥との出会いの少なさとマクロレンズの活躍
野鳥写真を撮り続けて約30年。これまで、野鳥が被写体の優先順位1位でした。
ところが、今年はどうも野鳥との相性があまり良くありませんでした。無理やり撮影しようとすればできるのですが、それは私が求めているものではありません。
無理と判断したら、風景や植物、昆虫へ被写体を変えるような習慣が自然と出来上がりました。そうした中で、
- EF50mm F2.5 Compact Macro (Canon)
- Life Size Converter EF (Canon)
- EF100mm F2.8L Macro IS USM (Canon)
- 70mm F2.8 DG MACRO Art (SIGMA)
の活躍の場が生まれました。写真を撮るためには、まず観察です。そして、気がつけば野草を受け入れられるようになってきました。
それでは、八丈島の小さな秋の野草 パート2、いってみましょう
ハマアザミ
ハマアザミと名前がついているように、浜の近くに生えるアザミです。花はとてもきれいなのですが、葉が固く、先端が棘のように鋭くとがっています。
くるぶしの部分にグサッと刺さると、
こんなにきれいなのに何で・・・😢
と思う植物でもあります。海沿いを歩くときは、ハマアザミには気をつけて下さいね。
イソギク
八丈島の南原スポーツ公園はとても立派ですね。そして、海側では土砂が搬入されています。
今では信じられませんが、昔はここではイソギクの群生が広がっていたらしいです。
でも、がっかりしないで下さい。イソギクはどこでも見られます。
海沿いだけでなく、少し山側に行っても見られます。多くの場合は群生をしています。
センブリ
今年は、自身で見分けられた野草数が飛躍的に伸びました。やはり、自分の足で歩いて、自分の目で見ることの大切さを認識しました。
林道を歩いていたら、法面に咲いている白い花に気づきました。私にとっては初めての花でした。
これは、センブリといいます。苦い味のセンブリ茶のセンブリですね。
センブリは、八丈島では11月に花を咲かせる野草です。私が見つけた場所では、センブリはぽつぽつと咲いていました。
これから先、花の数が増えそうですので、林道に行くのが楽しみになりました。
ここまで紹介した野草は、すべて八丈島で身近に見られます。山を歩き、海を潜って、ほっと一息ついたときに、身近な自然を楽しんで下さいね。
PR